2011.4.10釣行?2011-04-12(Tue)

差し込む朝日で目が覚めた。気温も14度まで上がる予報。今日は釣りに行こうと考えていたので、そそくさと釣り道具を車に詰め込んだ。何処に行くかは漠然と考えているだけ。
昨日は半日雨降りだったため何処もかしこも雪代濁りが入っているだろう。
とりあえず岩手内陸方面へ向かうことにして高速インターへ入る。
ラジオからは、東日本大震災から1ヶ月という言葉が何度も聞こえてくる。
まだ避難所生活をしいられている方々を思えば、釣りなんかに出かけていて良いものかと罪悪感に襲われる。
しかし、「生活に支障がないのであれば早いところ日常に戻るべきだろう、釣りに出かけるのもその為の行動だ」と自分自身に言い聞かせる。いつまでも気にしすぎて落ち込んでいては前に進めない。釣りに行くにも勇気が必要だ。
そんな事言うと釣り人の言い訳と思われても仕方が無い。どうせ釣りしたいのが本音だろうと。
まぁどう思われようが自分の気持ちの中の問題なのでね。とにかく釣りしたい気持ちは100%では無い。

各インター出口までには、「ここで降りると何川に行けるなあ」とか考えてみるが行こうという気が起こらない。
八戸から浄法寺までは無料区間。浄法寺には天台寺がある。「そうだ、天台寺に行こう!」


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国道から天台寺へ向かう道路に入って安比川に掛かっている橋を渡り、高速の高架線をくぐるとすぐにこの場所。高速の上り線浄法寺インター手前を走行していると左手に、この仁王像が見える。

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先程の場所から500m程、上り坂を進むと天台寺の入り口がある。
天台寺には20数年前に一度訪れたことがある。
この時も釣りに来ていたが、あまりにも強風だったため釣りを諦めて天台寺詣をしたのだった。
その頃はこの辺は舗装ではなく、駐車場もこの辺りに在ったような気がする。
駐車場が見当たらず更にそのまま進むと上にも天台寺の入り口があるらしく、看板が出ているので上へと向かう。
峠を越えるようなくねくねとした狭い山道で心細くなるが、天台寺本堂のそばまで行く道だろう。
案の定、天台寺入り口の表札がでており、その先には広い駐車場が広がっていた。
ここからワープして本堂に行っても「ありがたみ」が薄れそうなので(そんなことは無いでしょうが・・)、振り出しに戻ることにした。
先の仁王様の所にある駐車場まで戻り車を駐車する。

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20数年前はこんな立派な鳥居は無かったような?
瀬戸内寂聴さんが天台寺住職になってから目覚しく復興したらしい。

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鳥居をくぐってすぐに手洗い場があり、そこには桂清水と呼ばれる、桂の大木の根元から清水が湧き出る場所がある。

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手を洗い口を注いでからいよいよ出発。
確か本堂までは地面剥き出しの普通の山道で結構な距離があったような記憶が。
しかし20数年前に比べると随分整備されているよう。しかも「運気向上坂」という洒落たネーミング。
これなら多少距離があったとしても頑張れるってもんだ。

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登り始めてすぐに、参道の脇に可愛らしいお地蔵さん発見!
あまりにもキュートなので、お地蔵さんにお断りして写真を撮らせてもらいました。
脇にある緑色の葉っぱは水仙かな?。もう少しで黄色い花が咲いて華やかになるんだろうね。

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また少し進むと、今度は古木の付け根にまた可愛いお地蔵さんが!。
今度は赤いおべべを着せてもらってます。
写真を見て気がついたのですが、苔のお帽子を被っていたのですねー。

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また少し進むと驚いたことに、お地蔵さんがずら~っと並んでおりました。
ここから本堂までは200mなんですね。
若い人なら適度な運動でしょうが、ご年配の方だときついかもしれません。でも普通の体力があれば問題ないでしょう。

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鳥居から半分ほどの距離?。ここから石段になります。

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左側通行だそうです。先はまだ見えないので少し心配になるかも?

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石段を登り始めて半分ほどで、こんな素敵な水場を発見!
「心」「洗」この水を飲めばきっと心洗われるのでしょう。
もちろん飲みました。釣り人の醜い心が清められた気がしました(笑
もうだんだん今日の釣りはどうでも良くなってきました。だって10時過ぎてるし。


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おっと、石段の終わりが見えました。覚悟していたよりも近かったかな。

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不動堂。ここまで来る間に同じような大きさの、幾体かの権現様の祠を幾つも見かけた。

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石段を上がりきると中門が。
この両脇は金剛力士像が番をしておられます。
左側は女性、右側は男性がお参りするとの事でした。
重要無形文化財もあるため拝観料が必要になっています。
拝観料を納める場所がありましたが、この日はまだ賑わう時期ではないためか無人で、拝観料は本堂の方で払うようです。

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仁王門を抜けてもまだ本道にはたどり着きません。
ずらりと並ぶ白い石灯籠の先には本堂が見えています。
焦らされている様でワクワクしますね!

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10段ほどの石段を上がると本堂の全容がついに現れました。

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天気が良い為か特に明るい雰囲気の庭。
本堂の左側にある大きな木は枝垂桜?
桜が満開になればまた一際壮観な様でしょう。

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本堂に向かって右手前には「寂庵」

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歴史を感じさせる重厚な本堂。
写真で見ると屋根の形が優しい雰囲気で、上品な淑女の様に感じます。

いよいよご本尊を祀る本殿へ手を合わせようと、階段をそろりそろりと上がると本尊の観音様が出迎えてくれる。

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結構な大きさの上半身だけのお像です。

お賽銭箱には奮発して500円をいれさせていただきました。
どうやら本堂の中まで入ることが出来るらしいので、中に入ることにした。天気は良くても少しひんやりとします。

ご本尊は薬師如来様だったと思っていましたが、お姿では腕が見えないので定かではありません。
歴史を感じさせる風格ですが、とても穏やかなお顔立ちをしていらっしゃいます。
20数年前に訪れた時にはお会いしたものか記憶が定かではありません。
実はその時にお土産として「天台寺こけし」なるモノを購入しまして、今も我が家の神棚でお不動様、竜神様と共に家族の健康をお守りいただいております。にも拘らずその時の記憶は所々です(汗

本堂入り口に置いてある1本100円のお線香を求めて、ご本尊の前の香炉に立てました。間近の如来様へ手を合わせて願うのは、自分の事や家庭の事でもなく、ましてや今日の釣果の事ではありません。
この時ばかりはまじめです。東日本大震災の被災者のご冥福と、早期復興をお祈りさせて頂きました。
また何故このような不幸が起こるものなのか問いました。

一通り手を合わせ終えてから本堂の中をあらためて見回すと、大きな絵馬が幾つも飾られています。
武者の絵もありました。
また、低い台の上に護摩札と太い蝋燭が載せられており、護摩法要を受け付けているようでした。護摩札と蝋燭それぞれに500円。
「東日本大震災被災者供養」として護摩札と蝋燭共に納めさせていただきました。

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本堂の壁にありがたいお言葉。

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本堂から出て右側から回り込むと異様な形の木があります。

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「観音塚」

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観音塚の左隣には白い高床式の建物。

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こちらに重要無形文化財のお仏像が納められています。
拝観できないものと思っていたら、入り口に格子戸があり見えそうな感じ。
そこから除く程度でもラッキーと思って階段を上がると、扉を開けて中に入られる様。
恐る恐るドアを開け中に入ると、6畳程の広さの展示室で、壁の3面がガラス張りになっており、その中に10体程の仏像が展示されていた。
顔が全くわからない、形からかろうじて仏像だろうというのが判るくらい削れて荒れているお像も含まれている。
廃仏毀釈の時に燃やされたり放置されたりしたらしい。
天台寺の聖観音様はこちらにおられました。こちらは傷みも無く完全なお姿で居られます。
ではいったい本堂のお仏像とこちらのお仏像はどういった関係なのでしょうか?素朴な疑問です。

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本堂の右奥には護摩堂があります。
比叡山不滅の法灯は天台寺にもあったのですね。

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本堂を後ろ側から見ると、手の込んだ造りだというのが判ります。

本堂にはなんだかんだと30分近く居たでしょうか。
車に戻ったのはお昼近くでした。
もう今日の釣りは諦めモードです。
でも気分はスッキリと爽やかです。
川が近くになければこのまま帰っても良い感じなのですが、せっかく遠くまで来たので釣りもしないとね。

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天台寺詣を終えてから、安比川を覗いてみるとこんな感じ。
とりあえず上流を目指すも、途中から流入する普段は釣りをする気もしない細流も水量が増えている。
支流も増水のためにポイントがかなり潰れており、かろうじて竿を出してもポイント探しが大変そうだ。

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上流に釣りが出来そうな流れを発見。
先行者も見当たらないので、ここをやってみることにした。
雪に覆われ車も通っていない林道を下流へ向かって歩いてから入渓。
天気もあいまってドライフライでもいけそうな感じ。
スタートはドライフライを結んだ。
しかし反応なし。30分ほどやってからウエットにチェンジ。
またも反応なし。
諦めた。時間は間もなく3時。この調子なら何処も駄目だろう。
でも駄目元で移動。

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小さい流れだが釣りは出来そう。
勇んで竿を出すと2度反応があった。
期待できそうだったが水量が多いため少ないポイントを探しながら歩くしかない。
すぐに先行者の車発見。
急いで戻り下流へ行くと、そこにも釣り人の姿発見。
今日はアウトか。

しかし再度駄目元で別な支流へ移動。
こちらは竿を出す場所がほとんど無いような流れ。
時間は4時少し前。
いよいよ観念。今日は諦めました。
今回もボーズです!
でも釣れなくて良かったかな(笑
雪代明けから本気になる予定です。

Comments(4) | Trackback(0) | 2011fishing

Comment

Re: タイトルなし

青森のくどうさん、毎度です。

釣りBLOGでなく旅BLOGになっちゃいました(笑

竿を担いで歴史散歩ツアーですか。
良いですね!
企画検討してみまーす。

2011-04-12 20:19 | URL | 竿八 [ 編集]

Re: タイトルなし

イシシさん、どおも。

イシシさんも行かれたようですね。
雪代真っ最中でドライブのみでしたか。
この様子だと今週末もまだ厳しいでしょうね。
まぁ例年のことですから、それでも竿は振ります。
悪あがきと判ってるんですけどね(笑

2011-04-12 20:13 | URL | 竿八 [ 編集]

まだ川は遊んでくれなさそうですねー。

それにしても素敵な散歩道です。

今度連れてって下さい

2011-04-12 11:27 | URL | 青森のくどう [ 編集]

私も地元周辺をぶらぶらしてみました。
盛期になったら良さそうな流れを何箇所か見つけましたが、
こちらも金曜の雨の影響か濁りがあり、結局竿を振ることなく終わりました。


とあるメルマガで「自粛の及ぼす経済的影響…」についてある方が
話されていたのですが、「自粛ではなく、自主的に喪に服すと考えるほうが
よいのではないか?」とあり、とても良い表現のしかただなと思いました。

そろそろその場に留まっているだけでなく、前を向いて進みましょう

2011-04-12 08:36 | URL | イシシ [ 編集]

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