FlyFisher7月号2010-05-25(Tue)

毎月22日発売のFlyFisherですが、7月号は日頃からお世話になっているGENIUS RODの新藤さんが登場するとのことで待ちわびておりました。

土曜は仕事で日曜は運動会。
買えるかと思い本や巡りをするも、週末のため月曜になるとの事・・・

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そして月曜を迎えやっと購入出来ました!
撮影は津留崎氏。
表紙を飾ったスペントバジャーですが、ハックルファイバーにひと粒の銀色の煌めきを捉えるあたりはさすがプロですね~。
フォーカスはボディーに合わせたと言うことは、スカーレットのクイルに惹かれたのでしょう。
クイルボディーは正統派の8回転。

魚の表紙じゃなくてもこれだけインパクトのある表紙が作れるんですね。
でもこういったパターンを知らない人はどんな印象を受けるのでしょう?

大昔のパターンだと釣れないという印象をもたれている方も多いでしょうが、ちゃんと釣れるんです。

美しいと思われた方は是非チャレンジしてみては。
相当数巻かないとバランス良くなりません。とっても奥が深いです。

マテリアルも吟味しないとなかなか格好良くならないのが難点ですが。


さてさて、中身の方はというと、やはりキャスティングループの美しさに惹かれます。
光と影を上手に利用して見せたいものを際だたせる。
取り込み中の魚にだけピンを合わせる業は毎度のことですが、感心します。
さすがプロの仕事ですね。恐れ入ります!

新藤さんも取材のカメラの前で美しいループを生み出したり、良い型の魚を釣り上げるあたり、さすがですね。
マンネリ化したフライフィッシング界の新鋭として、いよいよ表舞台の主役になるか!

文章も上手にまとめられております。
気になる方は是非購入しましょう!


新藤さんの拘りは自分と一緒です。
釣果ばかりを追い掛けると、フライフィッシングの本来の楽しみが薄くなってしまう為、あえて自分自身にルールを設けています。
それがシステムであったり、道具であったり。
1匹の魚を自分が納得のいくやり方で釣れた時ほど楽しみは増します。
たとえば30匹釣れなくても、キャスティングを楽しみ、手間暇を掛けて巻いたフライを使い、ショートリーダーシステムを駆使して釣る10匹の魚の方が絶対楽しいと思いますのでお勧めします。

数を釣りたいだけのフライフィッシングからの脱却です。
マンネリとなっている貴方、是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。


あとは増水と渇水の釣りについても面白いですよ。

さすが名人の仰る言葉には説得力がありますね。
「増水したら岸際へキャスト」まさしくその通りですね。
対岸の岩盤の小さいエグレの際際で10番のドライフライがいきなり消えたら尺ヤマメ。

岩魚は茶色い濁りでも沈めれば釣れるものです。
濃い濁りが入れば魚は非常に浅い場所へ出てきますので、こんなところポイントなの?ていう流れの緩くなった浅い岸際を、近距離のアップストリームウエットで狙うと良いですね。

濁りが入り始め濁りがきつくなる直前もチャンス。
流れ込みの流芯脇のくるぶしほどの水深からのかけ下がりでも、濁りが入れば大物が出ます。
また、普段は魚の出ない大場所はチャンス。巻き返しなどに枯れ葉などが漂い始めているポイントを注意すると尺オーバーがやる気を見せてうろうろするかも。
泡やゴミの流れてくる筋は見逃せません。
でも増水で帰れなくならないように見極めないと遭難しますが・・

増水から減水始め、笹濁りの頃はウエットの方が有利。小渓流でも水深のある長いポイントは対岸にダウンクロスでキャストして、スイングさせると活発に反応します。
普段よりもスイングスピードが速くても積極的にアタックしてくるはずです。

大きなフライが有利で8番や10番のドライフライで釣れますが、弾くような食い方が多いです。
ボディーが高く浮きすぎないように調整してあげれば良いです。
水位が高めでも水が透明になり晴天になれば、ここぞというような絶好のポイントから、真っ昼間に尺ヤマメが10番のドライフライをバッサリと食います。

渇水時の流れだと、餌釣りやルアーの釣り人が敬遠するため、フライの人は先行者を気にせず釣りが出来ます。
キャスティングが上手で離れて釣ることが出きれば、やる気のある魚なら一投目でフライを食います。
プレゼンテーションが完璧なら、10番に3Xリーダーでも問題ありません。
一投目にミス無くプレゼンテーションが出来なければ魚は警戒します。フライに一投目で出なければ居ない場合か、もしくはやる気がない魚が居る場合です。一投目に反応させても喰わせられなければ、2投目、3投目・・とプレゼンテーションが増えるにつれて釣れるチャンスは減っていきます。
そのポイントを早めに見切る事も必要です。
ただし低水温時など活性が低いときは、同じポイントへ何度も打ち込むと魚がやる気を起こしてきます。

木の被さった渇水の小渓流では、渇水時は特に流芯の幅が狭くなっているため、フライ-リーダー-ラインの置き場所が上手く行かないとすぐにドラッグが掛かってしまいます。
メンディングをするなら下流側(流れの筋に乗せるように)にするほうが有利です。
離れて釣る時には、ドリフトしたい筋にフライとティペットを乗せます。流芯の幅が狭いので難しいです。流芯を横切るようなラインの置き方をするとナチュラルに流せる距離が短くなります。
パラシュートキャストでティペットにスラックを入れられば完璧です。
垂れ下がった枝の下を通してずっと奧までビッグフライを届けるには、離れた位置からサイドキャストでラインスピードを上げなければしっかりとターンしてくれません。
また、逆U字に曲げてティペットを置くと、流芯のフライとリーダーの置かれている流れの流速差が大きくなる為すぐにドラッグが掛かってしまいます。
逆U字にして置くのは、流芯の向こう側へフライを置く場合に有効です。
また、開けていて流芯の流れと他の流れの流速差が少ない無い単調な流れをアップストリームで釣る場合、サイドキャストで上流側にリーチを掛け、逆U字にしたフライの置き方をし、流れをサイドから釣るようなラインの置き方をするとアップクロスから連続してサイド~ダウンまでナチュラルに長く流すことが可能です。

木陰の沢は確かにテレストリアルがたくさん居るので真夏の日中でも釣りになりますが、逆に開けた渇水の渓流は釣り人があまり入らないため穴です。
数は出ないかもしれませんが、たまにやる気のある尺ヤマメが日中でも出ます。
イブニング前のまだ明るい時間帯も、山に日が隠れるあたりからドライに良くなる時があります。
この時間帯は小さめのドライフライのほうが良かったりします。

つい良い気になって自分の体験談まで披露してしまいました。

次は東さんのロッドアクションの項。
ロッドアクションを表現するのに理解しやすい表現方法を検証するあたりは興味ある試みです。
確かにロッドアクションを表現するのにはいろんな言い回しがあるので、確かにちんぷんかんぷんになっちゃう人もほとんどでしょう。
博識な東さんなので、リッツがでてきたり、ジム・グリーンが出てきたり、ラス・ピークが出てきたりと、感心させられます。
リッツがアクションを出すためにヤスリで削ったっていうのは初耳でしたが、とても良く判る気がします。
ロッドアクションは非常にデリケートで、振る人の感性により、合う合わないがあります。
キャスティングしたときに、部分的に硬く感じたり柔らかく感じる部分があったりするのは、ロッドのデザインが悪いか、その人の振り方に合っていないという事になります。
自分も数本のロッドを切りつめて調整し、自分にあったアクションを見いだしてきました。
ロッドデザインはイメージ通りにはなかなかならないものです。

ちなみにTALISMANのSuperSevenは「ファストテーパーのプログレッシブアクションですが、バンブーロッドなのでリカバリースピードは遅くなります。」

これにより、柔軟なティップは魚を弾くことが無いためフッキングも良くバラシが少なく、更に、太めのバットには腰がありますから大物への対応も無理が利きます。
7’7”という長さのバンブーロッドはリカバリースピードが遅く、スローなラインが作りやすいです。
ファストテーパーのため、早いキャスティングをした場合でもウイークポイントが無いため敏感に反応し、ロッドの復元に遅れはなく、キャスターの意志に応じた反応をしてくれるロッドです。

10番の厚巻きスタンダードパターンでもしっかりとターンさせられるアクションです。

長くなりました。最後まで読まれた方、お疲れさまでした。

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