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こだわりのモノ達2007-03-01(Thu)

「生物としての静物 開高健」
この本は開高氏が使ってきたさまざまなモノに対して面白く書かれてある。
ボクもこだわりのある「モノ」には惹かれやすい傾向にあるので共感するところも多いのだが、開高氏の文章の巧さには惹かれるものがある。

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ボクがモノにこだわるようになったきっかけはなんだろうかと記憶をたどれば、ボクに渓流釣りを教えてくれた叔父の影響が大きいように思っている。

中学生だったボクに叔父はひとつのナイフ(マキリ)を自慢げに見せてくれた。
その自慢のナイフは鯨漁の船乗りが使うモノらしくなかなか得がたい物らしい。
他にも渓流釣りで使う竹魚篭も近頃あるような海外で作られた薄っぺらいモノとは違い高級感を感じさせる魚篭を使っていた。
盛岡竿という竹の渓流竿も持っていた。
たぶんどれもこれも高価なのだろう。

中学生のボクもそんな得難いモノをいつかは持って使ってみたいと思ったことを覚えている。
この時の印象がモノに拘る今の自分を構築したように思う。
良い物を求めるのは誰しもそうなのであろうが、手作り品となればますますもって気になる存在だ。
日本人は一点モノとか限定品とかに特に弱い。そういうボクももちろん弱いくちだ。
和竿なんかだと、天然の丸いままの竹を素材にしているので全く同じ竿を作ることはまず無理だと思われる。似通った物なら作れないこともないであろうが、六角のバンブーロッドのようにはいかない。
良いモノを見つけたら買っておかないと二度と同じ物には巡り会うことが出来ないだろう。
だから和竿にも興味を持ったし、手作りの魚篭や箱物や玉網なんか好きだった。

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銀座東作で購入したお気に入りの魚篭二つ。右の方は釣り仲間の親父さんが甲州魚篭の廻りに網の飾りを着けて漆を掛けてくれたもの。

この癖は今もって治っておらず、手作りの良いモノなんかを見つけるとグラッときてしまうから困ったものだ。
フライフィッシングをするようになってからというもの、バンブーロッドやランディングネットに興味を覚えるのは当然のなりゆきだった。
餌釣りの頃から被っているハンチングも、最初はワークショップで買ったヤツからはじまり、フライに入る前はペンドルトンのハンチングを愛用していた。しかしフライを初めてからはハンチングにもいろんなデザインがあることに気が付いたため、ハンチングの数が増え始めていった。

「生物としての静物」の中に、帽子について書かれている一文がある。
アラスカから南米まで旅をしたときに、滞在した国や州ごと帽子を換え、写真を見るだけでどの国にいたときの写真か判別できるように帽子を換えたらしいのだ。

ボクも偶然と帽子をたくさん集めてしまったが、自分が写っている写真が少ないので開高さんのようにはいかない。
そのかわり魚と一緒に写っているランディングネットでだいたいの年代が判る。

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メインで使うランディングネットは2年ごとくらいで変わっているので、今年もそろそろヤバイかもしれない。
今気になっているのは、鹿角のグリップのヤツ。少し前にSST’Sさんのブログに出ていたのでグラッときてしまった。
写真撮影の時にグリップが浮かないのが良い。カッコもイイしなー。いいなー♡
でも財布の中身がピンチなので諦めることにした。
他にもいっぱいあるからいいや、うん、いらないいらない・・・
気にするとマジヤバイっす。

でも今までいろんな物を買ってしまったおかげで懐はいつも寂しいが、満足感を得たり、たいして役に立ちそうもないけどいろんな事を知ることが出来たり、気持ちはとても裕福だよ。と半分本気で半分は反省かな。

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