魚の剥製
今日は仕事してました。
午前は晴れていたので「釣り出来るなー」とか思ってましたが、午後は雨が降ったので仕事に専念できました(笑
帰宅してから久~しぶりに三沢市にある魚類剥製屋K’Sクラフトの永野さんへ電話をしました。
河川の釣果丸秘情報を教えてもらっちゃいまして、俄然やる気が出てまいりましたよ!
ってもフライではもう少しの辛抱ですが。
永野さんとはかれこれ8年くらいのお付き合いになります。
このBLOGでは、今まで一切剥製について一度も触れたことは無かったのですが、今回はご紹介を兼ねてお話をしてみることにしました。
釣った魚を剥製にすることについて触れなかったのは、フライフィッシングの世界では特にキャッチアンドリリースという概念が主流になっており、だから反感を買わないためにもあえて伏せておりました。
いろんなご意見はあるでしょうが、僕は剥製を作ることについて異論は持ちません。むしろ賛成です。
世界中では魚に限らず鳥や獣など、様々な剥製が作られて来ました。
何か惹きつけられる魅力があるからでしょう。
剥製を部屋に飾ることによって、釣った思い出に浸れるし、それもよって心が裕福になること間違いなし。
それが次への意気込みになり、仕事や日々の生活への活力につながって行く様に思います。
もちろん自慢も出来るしね(笑
永野さんと出会う前にも、アマゴ、ヤマメ、サクラマスの剥製を、幾つかの剥製屋さんに頼んで作ってもらっておりました。
釣れたてのまだ生きている何枚もの魚の写真を、魚と一緒に剥製屋さんに送りましたので、限りなく本物に近いモノが出来上がってくるとイメージしておりました。
しかし色具合や模様などは、写真とは全く別物でした。
綺麗ではありましたが、デフォルメされたインテリアという感じでした。
それなりに満足はしていたのですが、やはり作り物という感じです。
ある剥製屋さんのものは、自分の剥製も友人の剥製も、そこで製作したものはパーマークが全く同じでした。サイズが違うのにです。
所詮生きている訳ではないので、そこまで拘る必要も無いかもしれませんが、より本物に似た色具合や模様を個人的には求めていたのです。
さてさて、この永野さんって只者ではないんですヨ!
魚の事、特に県内の鮭鱒類の知識が豊富なんです。
具体的にここで述べると釣り場が混乱しそうなので伏せますが、とにかく情報量が凄いです。
自身も釣りの大ベテランで、今は餌釣りだけのようですが、過去にはルアーやフライもやっていたとのことです。
初めて伺ったときには、25年ほど前にアメリカから直輸入したというORVISのC.F.Oを見せてもらったけな。
そんな方ですが、剥製の完成度はピカイチでしょう。
リアルな剥製屋さんが近所にあることが嬉しく、また価格が良心的なのもありがたかったです。
友人の家でK’Sクラフトさんの剥製を始めてみた時には、まるで生きているようで驚きました。

K’Sクラフト作 ヤマメ39cm 室内でストロボ無しで撮影したので、手振れしているためサイズを小さくしております

生写真はこちら
K’Sさんのところへ依頼をしに伺ったとき、こだわりの数々を説明いただきました。
まずは「眼」です。
釣り上げられた魚、特にヤマメは伏せ眼になります。
僕は写真を撮るのが好きだったので、伏せ目になるのは当然知っていたのですが、今までの剥製は普通の剥製の目玉でした。
K'Sさんは伏せ眼にこだわりを持っており、市販されている剥製の目玉には無い為、自作しているとの事でまずは先制パンチを食らいました。もちろんヤマメ特有の「星」もリアルに入れます。
次は色具合やパーマークをそっくりに出来るか聞いてみると、ほぼ同じ模様に出来るとのことでした。
これは企業秘密なのでお伝えできませんが、驚きです!
それもこれも独自で編み出した技術だそうで、頭が下がります。
他にも、魚をリアルで美しく見せるための色の出し方も、絵心のある永野さんならでは出せる技でしょう。
防腐処理や表面処理も、長年飾っても変質しないように丁寧に作業をしているようです。
魚の形も、各人の好みに合わせて仕上げてくれます。
真っ直ぐなものから、頭を上げたり下げたり、尾を上げたり下げたり、口をあけたり閉めたり、過去のたくさんの作品を見ながらオーダーが出来ます。
自分のヤマメが仕上がってきたときは、120%満足でした。
文句のつけようが無い程完璧でした!
その後、KさんやFさんにも紹介したところ、その仕上げにたいそう感動し、リピーターとなるほどです。
Kさんにいたっては、家の廊下に飾っていて、夜に剥製の前を通ると、まるで生きていて睨まれている様な感じがしたと連絡をくれました。
なんだかすっかり宣伝になってしまいましたね。
でもせっかく釣った自分の記念トロフィーです。
記憶や写真だけに留めておくのにも異論はありませんし、自分も、それもありだと思っています。
だから写真は必ず撮り、特別に思い入れがあれば大伸ばしにして額に入れます。
しかし、剥製の持つ魅力は、また特別な何かがあります。
釣り自体、自己満足の遊びです。食べるのも楽しみだろうし、人それぞれですが、剥製は一生で何十匹も作るものでは無いでしょう。
トロフィーサイズとは一生に一度の巡り合わせです。剥製に興味はあるけど後ろめたさを感じて躊躇している方々の、背中を押すことが出来れば嬉しいです。
午前は晴れていたので「釣り出来るなー」とか思ってましたが、午後は雨が降ったので仕事に専念できました(笑
帰宅してから久~しぶりに三沢市にある魚類剥製屋K’Sクラフトの永野さんへ電話をしました。
河川の釣果丸秘情報を教えてもらっちゃいまして、俄然やる気が出てまいりましたよ!
ってもフライではもう少しの辛抱ですが。
永野さんとはかれこれ8年くらいのお付き合いになります。
このBLOGでは、今まで一切剥製について一度も触れたことは無かったのですが、今回はご紹介を兼ねてお話をしてみることにしました。
釣った魚を剥製にすることについて触れなかったのは、フライフィッシングの世界では特にキャッチアンドリリースという概念が主流になっており、だから反感を買わないためにもあえて伏せておりました。
いろんなご意見はあるでしょうが、僕は剥製を作ることについて異論は持ちません。むしろ賛成です。
世界中では魚に限らず鳥や獣など、様々な剥製が作られて来ました。
何か惹きつけられる魅力があるからでしょう。
剥製を部屋に飾ることによって、釣った思い出に浸れるし、それもよって心が裕福になること間違いなし。
それが次への意気込みになり、仕事や日々の生活への活力につながって行く様に思います。
もちろん自慢も出来るしね(笑
永野さんと出会う前にも、アマゴ、ヤマメ、サクラマスの剥製を、幾つかの剥製屋さんに頼んで作ってもらっておりました。
釣れたてのまだ生きている何枚もの魚の写真を、魚と一緒に剥製屋さんに送りましたので、限りなく本物に近いモノが出来上がってくるとイメージしておりました。
しかし色具合や模様などは、写真とは全く別物でした。
綺麗ではありましたが、デフォルメされたインテリアという感じでした。
それなりに満足はしていたのですが、やはり作り物という感じです。
ある剥製屋さんのものは、自分の剥製も友人の剥製も、そこで製作したものはパーマークが全く同じでした。サイズが違うのにです。
所詮生きている訳ではないので、そこまで拘る必要も無いかもしれませんが、より本物に似た色具合や模様を個人的には求めていたのです。
さてさて、この永野さんって只者ではないんですヨ!
魚の事、特に県内の鮭鱒類の知識が豊富なんです。
具体的にここで述べると釣り場が混乱しそうなので伏せますが、とにかく情報量が凄いです。
自身も釣りの大ベテランで、今は餌釣りだけのようですが、過去にはルアーやフライもやっていたとのことです。
初めて伺ったときには、25年ほど前にアメリカから直輸入したというORVISのC.F.Oを見せてもらったけな。
そんな方ですが、剥製の完成度はピカイチでしょう。
リアルな剥製屋さんが近所にあることが嬉しく、また価格が良心的なのもありがたかったです。
友人の家でK’Sクラフトさんの剥製を始めてみた時には、まるで生きているようで驚きました。

K’Sクラフト作 ヤマメ39cm 室内でストロボ無しで撮影したので、手振れしているためサイズを小さくしております

生写真はこちら
K’Sさんのところへ依頼をしに伺ったとき、こだわりの数々を説明いただきました。
まずは「眼」です。
釣り上げられた魚、特にヤマメは伏せ眼になります。
僕は写真を撮るのが好きだったので、伏せ目になるのは当然知っていたのですが、今までの剥製は普通の剥製の目玉でした。
K'Sさんは伏せ眼にこだわりを持っており、市販されている剥製の目玉には無い為、自作しているとの事でまずは先制パンチを食らいました。もちろんヤマメ特有の「星」もリアルに入れます。
次は色具合やパーマークをそっくりに出来るか聞いてみると、ほぼ同じ模様に出来るとのことでした。
これは企業秘密なのでお伝えできませんが、驚きです!
それもこれも独自で編み出した技術だそうで、頭が下がります。
他にも、魚をリアルで美しく見せるための色の出し方も、絵心のある永野さんならでは出せる技でしょう。
防腐処理や表面処理も、長年飾っても変質しないように丁寧に作業をしているようです。
魚の形も、各人の好みに合わせて仕上げてくれます。
真っ直ぐなものから、頭を上げたり下げたり、尾を上げたり下げたり、口をあけたり閉めたり、過去のたくさんの作品を見ながらオーダーが出来ます。
自分のヤマメが仕上がってきたときは、120%満足でした。
文句のつけようが無い程完璧でした!
その後、KさんやFさんにも紹介したところ、その仕上げにたいそう感動し、リピーターとなるほどです。
Kさんにいたっては、家の廊下に飾っていて、夜に剥製の前を通ると、まるで生きていて睨まれている様な感じがしたと連絡をくれました。
なんだかすっかり宣伝になってしまいましたね。
でもせっかく釣った自分の記念トロフィーです。
記憶や写真だけに留めておくのにも異論はありませんし、自分も、それもありだと思っています。
だから写真は必ず撮り、特別に思い入れがあれば大伸ばしにして額に入れます。
しかし、剥製の持つ魅力は、また特別な何かがあります。
釣り自体、自己満足の遊びです。食べるのも楽しみだろうし、人それぞれですが、剥製は一生で何十匹も作るものでは無いでしょう。
トロフィーサイズとは一生に一度の巡り合わせです。剥製に興味はあるけど後ろめたさを感じて躊躇している方々の、背中を押すことが出来れば嬉しいです。
二 度目の春
今日は6時前に目が覚めまして、窓から外を見ると快晴で風が無さそう。
「釣り行けるっ!」とか思って嬉しくなりました。
トースト食べてから出かけようと思っていたら、ガタゴトと窓が揺さぶられる音が。
窓から外を見ると松の木の葉が揺れてました。
こりゃやっぱり駄目かも。
外に出て確認したが、温い風がヒューと吹き荒れてます。
諦めました・・・
川の状況が良ければ風があっても釣りに出かけるところですが、水位情報を見ても平水よりも何処の川も30cm~50cmも増水中。
用水路のような川に行けば釣りにはなるでしょうが、今日は断念です。
釣りビジョンでは杉坂隆久の芦ノ湖やっていたので途中からですが見ました。
その後はリバーランズスルーイットを見ました。
小説マクリーンの川を思い出しながら、役者さん達の表現を見ると、なるほどな~とか上手に演技するもんだなぁ~とか、感じました。
また、マクリーンの川とは内容が変わっている部分も多いけれど、それはそれで上手く纏められ、原作者が言いたかったことは伝えられているように思います。
兄ノーマンと弟ポール(ブラピ)は性格が対照的。
自分と重ね合わせると、自分はノーマンタイプかな~。見た目はポールだけどね(笑
マクリーンの川には書かれていないボートでの船下りはR・レッドフォードが創作したものなのか判らないが、原作では作者の青春時代を書いた「マクリーンの森」と「ジムの思い出」という二編があるようなので、そちらに現されているのかもしれません。
しばらくほったらかしていたMYルームを掃除することに。
溜め込んでいたボール箱やプチプチを思い切って捨てることに。
なーんとウエーディングシューズの箱がダナー1・アルティメイト2・リバレイ1の計4個も隠れてました。
掃除していると外から息子が「パパ~、ムシ~」と呼ぶ声が。
何だろうと外に出て行くと、「こっちこっちー」と小屋の中に呼ばれました。
昨年からそのままにしておいた虫入れの蓋が開いておりました。
「小さいハエが一杯居るんだよ」と言いながら、入れ物を揺すると、入れっぱなしにしておいたムシゼリーが生物的反応をしました。

「~ん?」もしやと思いほじってみたらなんとまぁ、出て来ました!ヒメオオクワちゃん!
二度目の年越ししちゃいましたヨ!嬉しいな。
その後散らかっている部屋へ戻り再度片付け開始。

夕方は買い物に出かけ、オマケに釣られ久しぶりにターキー買いました。
ただいま飲みながらUPしてますが、外は雷鳴ってるし窓がガタガタいってるし。
明日は安心して仕事できます(笑
「釣り行けるっ!」とか思って嬉しくなりました。
トースト食べてから出かけようと思っていたら、ガタゴトと窓が揺さぶられる音が。
窓から外を見ると松の木の葉が揺れてました。
こりゃやっぱり駄目かも。
外に出て確認したが、温い風がヒューと吹き荒れてます。
諦めました・・・
川の状況が良ければ風があっても釣りに出かけるところですが、水位情報を見ても平水よりも何処の川も30cm~50cmも増水中。
用水路のような川に行けば釣りにはなるでしょうが、今日は断念です。
釣りビジョンでは杉坂隆久の芦ノ湖やっていたので途中からですが見ました。
その後はリバーランズスルーイットを見ました。
小説マクリーンの川を思い出しながら、役者さん達の表現を見ると、なるほどな~とか上手に演技するもんだなぁ~とか、感じました。
また、マクリーンの川とは内容が変わっている部分も多いけれど、それはそれで上手く纏められ、原作者が言いたかったことは伝えられているように思います。
兄ノーマンと弟ポール(ブラピ)は性格が対照的。
自分と重ね合わせると、自分はノーマンタイプかな~。見た目はポールだけどね(笑
マクリーンの川には書かれていないボートでの船下りはR・レッドフォードが創作したものなのか判らないが、原作では作者の青春時代を書いた「マクリーンの森」と「ジムの思い出」という二編があるようなので、そちらに現されているのかもしれません。
しばらくほったらかしていたMYルームを掃除することに。
溜め込んでいたボール箱やプチプチを思い切って捨てることに。
なーんとウエーディングシューズの箱がダナー1・アルティメイト2・リバレイ1の計4個も隠れてました。
掃除していると外から息子が「パパ~、ムシ~」と呼ぶ声が。
何だろうと外に出て行くと、「こっちこっちー」と小屋の中に呼ばれました。
昨年からそのままにしておいた虫入れの蓋が開いておりました。
「小さいハエが一杯居るんだよ」と言いながら、入れ物を揺すると、入れっぱなしにしておいたムシゼリーが生物的反応をしました。

「~ん?」もしやと思いほじってみたらなんとまぁ、出て来ました!ヒメオオクワちゃん!
二度目の年越ししちゃいましたヨ!嬉しいな。
その後散らかっている部屋へ戻り再度片付け開始。

夕方は買い物に出かけ、オマケに釣られ久しぶりにターキー買いました。
ただいま飲みながらUPしてますが、外は雷鳴ってるし窓がガタガタいってるし。
明日は安心して仕事できます(笑
ニューウエーブ
昨夜から降り続いた雨も朝にはあがり、日中は晴れました。
風がとても強い一日でしたが気温は20度くらいまで上がったよう。

桜は満開です。明日も強風の予報です。釣りは厳しいかな・・
さて、八戸市に今月、フライショップが新たに誕生したもよう!!!

実は昨日、自分も覗きに行ってきましたが、お店の名前はPROSHOP トラウトアングラーズさん。
入り口のトラウトのカービングが超カッコイイです。
室内も落ち着いた感じで良い雰囲気です。
自分も竿屋ですということでご挨拶をいたしました。
僕より若く、イケてるオーナーさんです。
バンブーロッドビルダーでもあります。
大物キラーのようですから、釣りの腕前も確かなようですよ!
全く初めての十和田湖で実績を出すあたり、只者ではなさそうです。
初対面でも気さくにお話をしていただきまして、遅い時間にも拘らず長居してしまいました。
最近自分の仲間も、こういった専門店に飢えておりましたので、嬉しい限りです!
いろんな方と交流が持てれば、きっと楽しさ倍増するはず。
気軽に立ち寄ってくださいとのことでしたので、お近くの方、是非一度足を運んでくださいな。
自分も応援することにしましたので、このBLOGを見ている皆さんもヨロシクです!
トラウトアングラーズさんをベースに、八戸のフライフィッシング熱を多いに盛り上げたいですね!
ちなみに今現在は、開店時間17時~19時で木曜定休日の予定だそうです。
風がとても強い一日でしたが気温は20度くらいまで上がったよう。

桜は満開です。明日も強風の予報です。釣りは厳しいかな・・
さて、八戸市に今月、フライショップが新たに誕生したもよう!!!

実は昨日、自分も覗きに行ってきましたが、お店の名前はPROSHOP トラウトアングラーズさん。
入り口のトラウトのカービングが超カッコイイです。
室内も落ち着いた感じで良い雰囲気です。
自分も竿屋ですということでご挨拶をいたしました。
僕より若く、イケてるオーナーさんです。
バンブーロッドビルダーでもあります。
大物キラーのようですから、釣りの腕前も確かなようですよ!
全く初めての十和田湖で実績を出すあたり、只者ではなさそうです。
初対面でも気さくにお話をしていただきまして、遅い時間にも拘らず長居してしまいました。
最近自分の仲間も、こういった専門店に飢えておりましたので、嬉しい限りです!
いろんな方と交流が持てれば、きっと楽しさ倍増するはず。
気軽に立ち寄ってくださいとのことでしたので、お近くの方、是非一度足を運んでくださいな。
自分も応援することにしましたので、このBLOGを見ている皆さんもヨロシクです!
トラウトアングラーズさんをベースに、八戸のフライフィッシング熱を多いに盛り上げたいですね!
ちなみに今現在は、開店時間17時~19時で木曜定休日の予定だそうです。
「マクリーンの川」その後

今日は雨降り。せっかくの桜も雨に霞んでます。
でもしっとりとして、空気全体が淡い桜色に感じます。
これはこれで良い感じ。
車の中から携帯で一枚。
さて、「マクリーンの川」も読み終えまして、釣りについていろいろと考えちゃいました。
映画にはこの場面は無いんだけれども、兄が大釣りをしているのを対岸で見た弟ポール(映画ではブラピ)が、あまりにも釣れすぎるものだから頭にきて、石を兄のポイントに投げ込んで邪魔をしたようなのだ。
十分すぎるほど釣った兄はそれほど頭にこなかったようだが、いくら親しい人だとしても、それほど釣られたら石でも投げたくなるらしい。
実はその後にもう一度同じような状況があり、その時は、牧師である父が、既に自分が釣り終えたポイントで末息子ポール(映画ではブラピ)が次々と釣り上げたところ、やはり同じように弟のポイントに石を投げたのである。
他人ばかり釣れると面白くないらしいのは、釣り人の心情なのだろう。
大人気ない行動だが、それが人間らしくもあり、共感できてしまう自分がおりまして、そこではたと自制してきた自分に気が着いた次第です。
もう少し素直になろうかなと(笑
釣りバカ日誌の浜ちゃんとスーさんは、釣りに行くたびに勝負勝負と、競争したがります。
これは自分のほうが上手いと思わせたいのか思いたいのか、両方なのか、いずれにしてもこれが釣り人のあるべき姿ではないでしょうか?
それと相反し、他人に釣られても、そこのところを顔にも出さないように我慢し、相手の釣果を褒め称える事が紳士の振る舞いなのでしょう。
フライフィッシングは特に重要視しているのではないでしょうか。
うーん、でも果たして何処まで我慢できるものでしょうか(笑
あとは釣りの達人ポールはゼネラルフライ(って知りませんでした。いわゆるファンシーフライのようで、特定の虫に似せて作られたフライではなく、なんとなく虫っぽいフライ)を使って釣りをしていたようです。
これらの数種類のサイズ違いのゼネラルフライを使い、技術を以ってあらゆる虫を演じて釣りをしていたようですよ。
かのシャルル・リッツも、フライを似せるよりもプレゼンテーションのほうが重要だと仰っていましたが、ポールも同じような考え方で釣りをしていたみたいです。
それに反して、兄は様々な虫、虻やカワゲラなどいろんな場面に合わせたリアルなフライをたくさん準備していたようです。
本でも映画でも、でっかいストーンフライがたくさんハッチしていた状況があり、兄は2番のストーンフライを模したバグを使い、大物を釣り上げていました。
この時は兄に軍配が上がったようでしたが、その後は水面下5インチに沈めた黄色いハックルフライ(ウエットフライ?)を使った弟が有利になった。
カワゲラのハッチが終わり、水中に沈んで流れてくるのを捕食し始めていると判断したらしく、それが的中したようだ。
他人が釣れていても、自分なりに冷静に分析して、最後に結果を出すところ、当に達人の域だったんですね~。
しかも制限数の最後の一匹は、映画に出てくるような超大物を、超ロングキャストで釣り上げたようなのだ。
「マクリーンの川」面白かったです!
次回は英文を読んでみたいものです(って英語全くわからないんですけど。でもなんだか楽しそう)
最近特に思うのは、人は人、自分は自分の釣りをすることが大事っちゅうことですかねー。
竿屋を始めてからはいろんな人と出会う機会が増えまして、自分自身の考え方が柔軟になりました。
人それぞれ、いろんな考え方があり、自分で納得して釣りを楽しんでいる方も多いでしょう。
自分にとって満足できる釣りをする事が大事で、それはその人にしか判らない事でしょう。
僕が銀座東作で丁稚をしていた頃、先代の松本勇さんに、「釣具屋はお客さんより釣りが上手くなっちゃぁいけないよ」と言われたことがありました。
お客さんは自分が上手いと何処かで思っているから、お客さんを立てることが大事なのだと単純に思っておりました。
確かに「釣り天狗」なる言葉があるくらいですから、商売人はその辺を心得なければならないと思っていました。
しかしこれは、自分が上手くなってはいけないということではなく、ひけらかすなという戒めの言葉だということ。
ここにも、他人に釣られると面白くないという釣り人ならではの心情があるんだということが垣間見られます。
ところが一般の釣具屋とフライショップには大きな違いがあります。
お客様に技術を教えるのが大事な役目だということ。
難しいですね。
2011.4.23~24釣行
久しぶりの土日連休。
気温も上がってきたのでこれは行くしかないかなと。
しかし天気予報は土曜の午後から雨。早め勝負かと作戦を立てて土曜を迎える。
朝目が覚めると天気だった。これはイケルと、少し遠出をすることに。
ところが八戸から離れるほどに曇ってきました...

山はまだ早春でした。猫柳が輝いてますが、風は冷たい。

上流部は水量大目で笹濁り。でもイケルでしょう!
10時入渓。
ウエット流すも反応なし。
おまけに急に濁りが濃くなってきたぞ。
100m程釣り上がり反応が無さ過ぎるので止めた。
隣の沢も覗きに行ったが、林道が残雪で通行止め。
ラッセルまでして入る程、気合が入らないので、里へ戻ることにした。

里も雪代で水量多いけどイケそう。
ニンフにチェンジで攻めるも反応なし。
もっと小さい川にチェンジしよう。

こんな川見っけました。
両岸護岸ですが浅いので川通しOK?
ここもニンフっしょ!

堰堤で悲願の初物が!(涙
プリンスでの渓流魚の初物ですがな・・・。
ちっさいけど初物なので写真撮っちゃいました。
BLOGネタキープしないとね(汗
この後、上流まで探釣してみましたが途中から雨が降り出してきました。
15cmの岩魚が釣れたけど、陸に揚げたとたん針がはずれオートリリース。
ホントだよ(笑
雨が止みそうに無いので3時半には潔く退渓。
でもって帰宅し明日の天気と、各地の水量状況を見るも、明日は強風。
しかも雨により何処の川も大増水中。明日は駄目だなこりゃ、って機嫌悪くなる。
翌、日曜は天気良い朝でしたが、予報どおり強風。
悶々としながら午前中を過ごすも、昼前に偵察に近所へ出かけることにした。

近所の川は良い感じー!
これはもらったと思い、はやる心をなだめながら釣り仕度をする。
今日はお気軽気分で膝下の長靴にばぶあーを羽織りウエットフライを流したさ!
でも釣れん・・
良いポイントを五つ程釣ってみたが反応なし。
これでスイッチ入っちゃいまして、ここから別水系へ少しだけ(20分ほど)移動。

ここも雪代は既に終わりかけている里川。
護岸の上から釣るならニーブーツでOK。
英国の釣りにならい、対岸には渡らずともこちら側だけ釣れれば良し。
風が強いけれど、4番ラインでウエットを流す。
ウエットで2回、途中ドライに変え、1回魚が出たが、いずれも掛からず・・
3時を回ると風が冷たくなってきて、気分も沈み、本日も納竿しました。
二日間竿を出したけど、さっぱりだったな。
釣れない記録更新中。
連休中も期待薄の予定です(笑
気温も上がってきたのでこれは行くしかないかなと。
しかし天気予報は土曜の午後から雨。早め勝負かと作戦を立てて土曜を迎える。
朝目が覚めると天気だった。これはイケルと、少し遠出をすることに。
ところが八戸から離れるほどに曇ってきました...

山はまだ早春でした。猫柳が輝いてますが、風は冷たい。

上流部は水量大目で笹濁り。でもイケルでしょう!
10時入渓。
ウエット流すも反応なし。
おまけに急に濁りが濃くなってきたぞ。
100m程釣り上がり反応が無さ過ぎるので止めた。
隣の沢も覗きに行ったが、林道が残雪で通行止め。
ラッセルまでして入る程、気合が入らないので、里へ戻ることにした。

里も雪代で水量多いけどイケそう。
ニンフにチェンジで攻めるも反応なし。
もっと小さい川にチェンジしよう。

こんな川見っけました。
両岸護岸ですが浅いので川通しOK?
ここもニンフっしょ!

堰堤で悲願の初物が!(涙
プリンスでの渓流魚の初物ですがな・・・。
ちっさいけど初物なので写真撮っちゃいました。
BLOGネタキープしないとね(汗
この後、上流まで探釣してみましたが途中から雨が降り出してきました。
15cmの岩魚が釣れたけど、陸に揚げたとたん針がはずれオートリリース。
ホントだよ(笑
雨が止みそうに無いので3時半には潔く退渓。
でもって帰宅し明日の天気と、各地の水量状況を見るも、明日は強風。
しかも雨により何処の川も大増水中。明日は駄目だなこりゃ、って機嫌悪くなる。
翌、日曜は天気良い朝でしたが、予報どおり強風。
悶々としながら午前中を過ごすも、昼前に偵察に近所へ出かけることにした。

近所の川は良い感じー!
これはもらったと思い、はやる心をなだめながら釣り仕度をする。
今日はお気軽気分で膝下の長靴にばぶあーを羽織りウエットフライを流したさ!
でも釣れん・・
良いポイントを五つ程釣ってみたが反応なし。
これでスイッチ入っちゃいまして、ここから別水系へ少しだけ(20分ほど)移動。

ここも雪代は既に終わりかけている里川。
護岸の上から釣るならニーブーツでOK。
英国の釣りにならい、対岸には渡らずともこちら側だけ釣れれば良し。
風が強いけれど、4番ラインでウエットを流す。
ウエットで2回、途中ドライに変え、1回魚が出たが、いずれも掛からず・・
3時を回ると風が冷たくなってきて、気分も沈み、本日も納竿しました。
二日間竿を出したけど、さっぱりだったな。
釣れない記録更新中。
連休中も期待薄の予定です(笑
換金
20年程首から下げていた喜平ネックレス。今日売りました。
(下のLVの手帳は普段使っているので売ってませんが)

20gで48,700円也。
肌身離さず長い付き合いだったので、買い取り価格がどうだとかよりも寂しいね・・
自分の体の一部を失ったようです。
その変わりに今はシルバー925です。
(下のLVの手帳は普段使っているので売ってませんが)

20gで48,700円也。
肌身離さず長い付き合いだったので、買い取り価格がどうだとかよりも寂しいね・・
自分の体の一部を失ったようです。
その変わりに今はシルバー925です。
「マクリーンの川」
雪代真っ最中なので今日は仕事しました。
帰宅すると家内からのお土産。

「A RIVER RUNS THROUGH IT」の原作、「マクリーンの川」の文庫本です、はい。
小一時間で流し読みしてみましたが面白かったです。
釣り人ならではの感情が上手に文章にされております。
フライフィッシングの事も、フライマンの視点で語られているので参考になります。
映画「リバーランズスルーイット」は何度も見たので(特に釣りのシーンは)内容はかなり覚えてます。
ところが文章で読むと、映画で見た時と違う感情を持ちました。「あ~こういうことだったんだ」とか、こういう心境だったんだというのがあったりします。
ブラピがこの感情を表現しているんだとかいうのが頭の中に映像として浮かんできて、ますます楽しいです。
その演技を読み取れなかった自分がいて、もう一回映画を見たくなりました。
ロッドは8フィート半で重さは4オンス半のスプリットトンキンケーン。
赤と青の絹糸の段巻き仕様。
そんな事まで判っちゃいました。
暇が出来たらじっくりと読み返してみます。
明日は未定!。悪あがきは好きですが、今日の雨ではさすがにね~。
帰宅すると家内からのお土産。

「A RIVER RUNS THROUGH IT」の原作、「マクリーンの川」の文庫本です、はい。
小一時間で流し読みしてみましたが面白かったです。
釣り人ならではの感情が上手に文章にされております。
フライフィッシングの事も、フライマンの視点で語られているので参考になります。
映画「リバーランズスルーイット」は何度も見たので(特に釣りのシーンは)内容はかなり覚えてます。
ところが文章で読むと、映画で見た時と違う感情を持ちました。「あ~こういうことだったんだ」とか、こういう心境だったんだというのがあったりします。
ブラピがこの感情を表現しているんだとかいうのが頭の中に映像として浮かんできて、ますます楽しいです。
その演技を読み取れなかった自分がいて、もう一回映画を見たくなりました。
ロッドは8フィート半で重さは4オンス半のスプリットトンキンケーン。
赤と青の絹糸の段巻き仕様。
そんな事まで判っちゃいました。
暇が出来たらじっくりと読み返してみます。
明日は未定!。悪あがきは好きですが、今日の雨ではさすがにね~。
2011.4.10釣行?
差し込む朝日で目が覚めた。気温も14度まで上がる予報。今日は釣りに行こうと考えていたので、そそくさと釣り道具を車に詰め込んだ。何処に行くかは漠然と考えているだけ。
昨日は半日雨降りだったため何処もかしこも雪代濁りが入っているだろう。
とりあえず岩手内陸方面へ向かうことにして高速インターへ入る。
ラジオからは、東日本大震災から1ヶ月という言葉が何度も聞こえてくる。
まだ避難所生活をしいられている方々を思えば、釣りなんかに出かけていて良いものかと罪悪感に襲われる。
しかし、「生活に支障がないのであれば早いところ日常に戻るべきだろう、釣りに出かけるのもその為の行動だ」と自分自身に言い聞かせる。いつまでも気にしすぎて落ち込んでいては前に進めない。釣りに行くにも勇気が必要だ。
そんな事言うと釣り人の言い訳と思われても仕方が無い。どうせ釣りしたいのが本音だろうと。
まぁどう思われようが自分の気持ちの中の問題なのでね。とにかく釣りしたい気持ちは100%では無い。
各インター出口までには、「ここで降りると何川に行けるなあ」とか考えてみるが行こうという気が起こらない。
八戸から浄法寺までは無料区間。浄法寺には天台寺がある。「そうだ、天台寺に行こう!」

国道から天台寺へ向かう道路に入って安比川に掛かっている橋を渡り、高速の高架線をくぐるとすぐにこの場所。高速の上り線浄法寺インター手前を走行していると左手に、この仁王像が見える。

先程の場所から500m程、上り坂を進むと天台寺の入り口がある。
天台寺には20数年前に一度訪れたことがある。
この時も釣りに来ていたが、あまりにも強風だったため釣りを諦めて天台寺詣をしたのだった。
その頃はこの辺は舗装ではなく、駐車場もこの辺りに在ったような気がする。
駐車場が見当たらず更にそのまま進むと上にも天台寺の入り口があるらしく、看板が出ているので上へと向かう。
峠を越えるようなくねくねとした狭い山道で心細くなるが、天台寺本堂のそばまで行く道だろう。
案の定、天台寺入り口の表札がでており、その先には広い駐車場が広がっていた。
ここからワープして本堂に行っても「ありがたみ」が薄れそうなので(そんなことは無いでしょうが・・)、振り出しに戻ることにした。
先の仁王様の所にある駐車場まで戻り車を駐車する。


20数年前はこんな立派な鳥居は無かったような?
瀬戸内寂聴さんが天台寺住職になってから目覚しく復興したらしい。

鳥居をくぐってすぐに手洗い場があり、そこには桂清水と呼ばれる、桂の大木の根元から清水が湧き出る場所がある。

手を洗い口を注いでからいよいよ出発。
確か本堂までは地面剥き出しの普通の山道で結構な距離があったような記憶が。
しかし20数年前に比べると随分整備されているよう。しかも「運気向上坂」という洒落たネーミング。
これなら多少距離があったとしても頑張れるってもんだ。

登り始めてすぐに、参道の脇に可愛らしいお地蔵さん発見!
あまりにもキュートなので、お地蔵さんにお断りして写真を撮らせてもらいました。
脇にある緑色の葉っぱは水仙かな?。もう少しで黄色い花が咲いて華やかになるんだろうね。

また少し進むと、今度は古木の付け根にまた可愛いお地蔵さんが!。
今度は赤いおべべを着せてもらってます。
写真を見て気がついたのですが、苔のお帽子を被っていたのですねー。

また少し進むと驚いたことに、お地蔵さんがずら~っと並んでおりました。
ここから本堂までは200mなんですね。
若い人なら適度な運動でしょうが、ご年配の方だときついかもしれません。でも普通の体力があれば問題ないでしょう。

鳥居から半分ほどの距離?。ここから石段になります。

左側通行だそうです。先はまだ見えないので少し心配になるかも?

石段を登り始めて半分ほどで、こんな素敵な水場を発見!
「心」「洗」この水を飲めばきっと心洗われるのでしょう。
もちろん飲みました。釣り人の醜い心が清められた気がしました(笑
もうだんだん今日の釣りはどうでも良くなってきました。だって10時過ぎてるし。

おっと、石段の終わりが見えました。覚悟していたよりも近かったかな。

不動堂。ここまで来る間に同じような大きさの、幾体かの権現様の祠を幾つも見かけた。

石段を上がりきると中門が。
この両脇は金剛力士像が番をしておられます。
左側は女性、右側は男性がお参りするとの事でした。
重要無形文化財もあるため拝観料が必要になっています。
拝観料を納める場所がありましたが、この日はまだ賑わう時期ではないためか無人で、拝観料は本堂の方で払うようです。

仁王門を抜けてもまだ本道にはたどり着きません。
ずらりと並ぶ白い石灯籠の先には本堂が見えています。
焦らされている様でワクワクしますね!

10段ほどの石段を上がると本堂の全容がついに現れました。

天気が良い為か特に明るい雰囲気の庭。
本堂の左側にある大きな木は枝垂桜?
桜が満開になればまた一際壮観な様でしょう。

本堂に向かって右手前には「寂庵」

歴史を感じさせる重厚な本堂。
写真で見ると屋根の形が優しい雰囲気で、上品な淑女の様に感じます。
いよいよご本尊を祀る本殿へ手を合わせようと、階段をそろりそろりと上がると本尊の観音様が出迎えてくれる。

結構な大きさの上半身だけのお像です。
お賽銭箱には奮発して500円をいれさせていただきました。
どうやら本堂の中まで入ることが出来るらしいので、中に入ることにした。天気は良くても少しひんやりとします。
ご本尊は薬師如来様だったと思っていましたが、お姿では腕が見えないので定かではありません。
歴史を感じさせる風格ですが、とても穏やかなお顔立ちをしていらっしゃいます。
20数年前に訪れた時にはお会いしたものか記憶が定かではありません。
実はその時にお土産として「天台寺こけし」なるモノを購入しまして、今も我が家の神棚でお不動様、竜神様と共に家族の健康をお守りいただいております。にも拘らずその時の記憶は所々です(汗
本堂入り口に置いてある1本100円のお線香を求めて、ご本尊の前の香炉に立てました。間近の如来様へ手を合わせて願うのは、自分の事や家庭の事でもなく、ましてや今日の釣果の事ではありません。
この時ばかりはまじめです。東日本大震災の被災者のご冥福と、早期復興をお祈りさせて頂きました。
また何故このような不幸が起こるものなのか問いました。
一通り手を合わせ終えてから本堂の中をあらためて見回すと、大きな絵馬が幾つも飾られています。
武者の絵もありました。
また、低い台の上に護摩札と太い蝋燭が載せられており、護摩法要を受け付けているようでした。護摩札と蝋燭それぞれに500円。
「東日本大震災被災者供養」として護摩札と蝋燭共に納めさせていただきました。

本堂の壁にありがたいお言葉。

本堂から出て右側から回り込むと異様な形の木があります。

「観音塚」

観音塚の左隣には白い高床式の建物。

こちらに重要無形文化財のお仏像が納められています。
拝観できないものと思っていたら、入り口に格子戸があり見えそうな感じ。
そこから除く程度でもラッキーと思って階段を上がると、扉を開けて中に入られる様。
恐る恐るドアを開け中に入ると、6畳程の広さの展示室で、壁の3面がガラス張りになっており、その中に10体程の仏像が展示されていた。
顔が全くわからない、形からかろうじて仏像だろうというのが判るくらい削れて荒れているお像も含まれている。
廃仏毀釈の時に燃やされたり放置されたりしたらしい。
天台寺の聖観音様はこちらにおられました。こちらは傷みも無く完全なお姿で居られます。
ではいったい本堂のお仏像とこちらのお仏像はどういった関係なのでしょうか?素朴な疑問です。

本堂の右奥には護摩堂があります。
比叡山不滅の法灯は天台寺にもあったのですね。

本堂を後ろ側から見ると、手の込んだ造りだというのが判ります。
本堂にはなんだかんだと30分近く居たでしょうか。
車に戻ったのはお昼近くでした。
もう今日の釣りは諦めモードです。
でも気分はスッキリと爽やかです。
川が近くになければこのまま帰っても良い感じなのですが、せっかく遠くまで来たので釣りもしないとね。

天台寺詣を終えてから、安比川を覗いてみるとこんな感じ。
とりあえず上流を目指すも、途中から流入する普段は釣りをする気もしない細流も水量が増えている。
支流も増水のためにポイントがかなり潰れており、かろうじて竿を出してもポイント探しが大変そうだ。

上流に釣りが出来そうな流れを発見。
先行者も見当たらないので、ここをやってみることにした。
雪に覆われ車も通っていない林道を下流へ向かって歩いてから入渓。
天気もあいまってドライフライでもいけそうな感じ。
スタートはドライフライを結んだ。
しかし反応なし。30分ほどやってからウエットにチェンジ。
またも反応なし。
諦めた。時間は間もなく3時。この調子なら何処も駄目だろう。
でも駄目元で移動。

小さい流れだが釣りは出来そう。
勇んで竿を出すと2度反応があった。
期待できそうだったが水量が多いため少ないポイントを探しながら歩くしかない。
すぐに先行者の車発見。
急いで戻り下流へ行くと、そこにも釣り人の姿発見。
今日はアウトか。
しかし再度駄目元で別な支流へ移動。
こちらは竿を出す場所がほとんど無いような流れ。
時間は4時少し前。
いよいよ観念。今日は諦めました。
今回もボーズです!
でも釣れなくて良かったかな(笑
雪代明けから本気になる予定です。
昨日は半日雨降りだったため何処もかしこも雪代濁りが入っているだろう。
とりあえず岩手内陸方面へ向かうことにして高速インターへ入る。
ラジオからは、東日本大震災から1ヶ月という言葉が何度も聞こえてくる。
まだ避難所生活をしいられている方々を思えば、釣りなんかに出かけていて良いものかと罪悪感に襲われる。
しかし、「生活に支障がないのであれば早いところ日常に戻るべきだろう、釣りに出かけるのもその為の行動だ」と自分自身に言い聞かせる。いつまでも気にしすぎて落ち込んでいては前に進めない。釣りに行くにも勇気が必要だ。
そんな事言うと釣り人の言い訳と思われても仕方が無い。どうせ釣りしたいのが本音だろうと。
まぁどう思われようが自分の気持ちの中の問題なのでね。とにかく釣りしたい気持ちは100%では無い。
各インター出口までには、「ここで降りると何川に行けるなあ」とか考えてみるが行こうという気が起こらない。
八戸から浄法寺までは無料区間。浄法寺には天台寺がある。「そうだ、天台寺に行こう!」

国道から天台寺へ向かう道路に入って安比川に掛かっている橋を渡り、高速の高架線をくぐるとすぐにこの場所。高速の上り線浄法寺インター手前を走行していると左手に、この仁王像が見える。

先程の場所から500m程、上り坂を進むと天台寺の入り口がある。
天台寺には20数年前に一度訪れたことがある。
この時も釣りに来ていたが、あまりにも強風だったため釣りを諦めて天台寺詣をしたのだった。
その頃はこの辺は舗装ではなく、駐車場もこの辺りに在ったような気がする。
駐車場が見当たらず更にそのまま進むと上にも天台寺の入り口があるらしく、看板が出ているので上へと向かう。
峠を越えるようなくねくねとした狭い山道で心細くなるが、天台寺本堂のそばまで行く道だろう。
案の定、天台寺入り口の表札がでており、その先には広い駐車場が広がっていた。
ここからワープして本堂に行っても「ありがたみ」が薄れそうなので(そんなことは無いでしょうが・・)、振り出しに戻ることにした。
先の仁王様の所にある駐車場まで戻り車を駐車する。


20数年前はこんな立派な鳥居は無かったような?
瀬戸内寂聴さんが天台寺住職になってから目覚しく復興したらしい。

鳥居をくぐってすぐに手洗い場があり、そこには桂清水と呼ばれる、桂の大木の根元から清水が湧き出る場所がある。

手を洗い口を注いでからいよいよ出発。
確か本堂までは地面剥き出しの普通の山道で結構な距離があったような記憶が。
しかし20数年前に比べると随分整備されているよう。しかも「運気向上坂」という洒落たネーミング。
これなら多少距離があったとしても頑張れるってもんだ。

登り始めてすぐに、参道の脇に可愛らしいお地蔵さん発見!
あまりにもキュートなので、お地蔵さんにお断りして写真を撮らせてもらいました。
脇にある緑色の葉っぱは水仙かな?。もう少しで黄色い花が咲いて華やかになるんだろうね。

また少し進むと、今度は古木の付け根にまた可愛いお地蔵さんが!。
今度は赤いおべべを着せてもらってます。
写真を見て気がついたのですが、苔のお帽子を被っていたのですねー。

また少し進むと驚いたことに、お地蔵さんがずら~っと並んでおりました。
ここから本堂までは200mなんですね。
若い人なら適度な運動でしょうが、ご年配の方だときついかもしれません。でも普通の体力があれば問題ないでしょう。

鳥居から半分ほどの距離?。ここから石段になります。

左側通行だそうです。先はまだ見えないので少し心配になるかも?

石段を登り始めて半分ほどで、こんな素敵な水場を発見!
「心」「洗」この水を飲めばきっと心洗われるのでしょう。
もちろん飲みました。釣り人の醜い心が清められた気がしました(笑
もうだんだん今日の釣りはどうでも良くなってきました。だって10時過ぎてるし。

おっと、石段の終わりが見えました。覚悟していたよりも近かったかな。

不動堂。ここまで来る間に同じような大きさの、幾体かの権現様の祠を幾つも見かけた。

石段を上がりきると中門が。
この両脇は金剛力士像が番をしておられます。
左側は女性、右側は男性がお参りするとの事でした。
重要無形文化財もあるため拝観料が必要になっています。
拝観料を納める場所がありましたが、この日はまだ賑わう時期ではないためか無人で、拝観料は本堂の方で払うようです。

仁王門を抜けてもまだ本道にはたどり着きません。
ずらりと並ぶ白い石灯籠の先には本堂が見えています。
焦らされている様でワクワクしますね!

10段ほどの石段を上がると本堂の全容がついに現れました。

天気が良い為か特に明るい雰囲気の庭。
本堂の左側にある大きな木は枝垂桜?
桜が満開になればまた一際壮観な様でしょう。

本堂に向かって右手前には「寂庵」

歴史を感じさせる重厚な本堂。
写真で見ると屋根の形が優しい雰囲気で、上品な淑女の様に感じます。
いよいよご本尊を祀る本殿へ手を合わせようと、階段をそろりそろりと上がると本尊の観音様が出迎えてくれる。

結構な大きさの上半身だけのお像です。
お賽銭箱には奮発して500円をいれさせていただきました。
どうやら本堂の中まで入ることが出来るらしいので、中に入ることにした。天気は良くても少しひんやりとします。
ご本尊は薬師如来様だったと思っていましたが、お姿では腕が見えないので定かではありません。
歴史を感じさせる風格ですが、とても穏やかなお顔立ちをしていらっしゃいます。
20数年前に訪れた時にはお会いしたものか記憶が定かではありません。
実はその時にお土産として「天台寺こけし」なるモノを購入しまして、今も我が家の神棚でお不動様、竜神様と共に家族の健康をお守りいただいております。にも拘らずその時の記憶は所々です(汗
本堂入り口に置いてある1本100円のお線香を求めて、ご本尊の前の香炉に立てました。間近の如来様へ手を合わせて願うのは、自分の事や家庭の事でもなく、ましてや今日の釣果の事ではありません。
この時ばかりはまじめです。東日本大震災の被災者のご冥福と、早期復興をお祈りさせて頂きました。
また何故このような不幸が起こるものなのか問いました。
一通り手を合わせ終えてから本堂の中をあらためて見回すと、大きな絵馬が幾つも飾られています。
武者の絵もありました。
また、低い台の上に護摩札と太い蝋燭が載せられており、護摩法要を受け付けているようでした。護摩札と蝋燭それぞれに500円。
「東日本大震災被災者供養」として護摩札と蝋燭共に納めさせていただきました。

本堂の壁にありがたいお言葉。

本堂から出て右側から回り込むと異様な形の木があります。

「観音塚」

観音塚の左隣には白い高床式の建物。

こちらに重要無形文化財のお仏像が納められています。
拝観できないものと思っていたら、入り口に格子戸があり見えそうな感じ。
そこから除く程度でもラッキーと思って階段を上がると、扉を開けて中に入られる様。
恐る恐るドアを開け中に入ると、6畳程の広さの展示室で、壁の3面がガラス張りになっており、その中に10体程の仏像が展示されていた。
顔が全くわからない、形からかろうじて仏像だろうというのが判るくらい削れて荒れているお像も含まれている。
廃仏毀釈の時に燃やされたり放置されたりしたらしい。
天台寺の聖観音様はこちらにおられました。こちらは傷みも無く完全なお姿で居られます。
ではいったい本堂のお仏像とこちらのお仏像はどういった関係なのでしょうか?素朴な疑問です。

本堂の右奥には護摩堂があります。
比叡山不滅の法灯は天台寺にもあったのですね。

本堂を後ろ側から見ると、手の込んだ造りだというのが判ります。
本堂にはなんだかんだと30分近く居たでしょうか。
車に戻ったのはお昼近くでした。
もう今日の釣りは諦めモードです。
でも気分はスッキリと爽やかです。
川が近くになければこのまま帰っても良い感じなのですが、せっかく遠くまで来たので釣りもしないとね。

天台寺詣を終えてから、安比川を覗いてみるとこんな感じ。
とりあえず上流を目指すも、途中から流入する普段は釣りをする気もしない細流も水量が増えている。
支流も増水のためにポイントがかなり潰れており、かろうじて竿を出してもポイント探しが大変そうだ。

上流に釣りが出来そうな流れを発見。
先行者も見当たらないので、ここをやってみることにした。
雪に覆われ車も通っていない林道を下流へ向かって歩いてから入渓。
天気もあいまってドライフライでもいけそうな感じ。
スタートはドライフライを結んだ。
しかし反応なし。30分ほどやってからウエットにチェンジ。
またも反応なし。
諦めた。時間は間もなく3時。この調子なら何処も駄目だろう。
でも駄目元で移動。

小さい流れだが釣りは出来そう。
勇んで竿を出すと2度反応があった。
期待できそうだったが水量が多いため少ないポイントを探しながら歩くしかない。
すぐに先行者の車発見。
急いで戻り下流へ行くと、そこにも釣り人の姿発見。
今日はアウトか。
しかし再度駄目元で別な支流へ移動。
こちらは竿を出す場所がほとんど無いような流れ。
時間は4時少し前。
いよいよ観念。今日は諦めました。
今回もボーズです!
でも釣れなくて良かったかな(笑
雪代明けから本気になる予定です。
2011.4.3釣行

青森解禁。風が強いし寒い日曜。
あんまり行く気が起こらないので、だらだらと午前中を過ごした。
午後から近くの川へ行くことにした。
両岸が護岸され葦に覆われ小川なのだが、きれいなヤマメが居る。
きっと何匹かのヤマメと出会えるだろうと目論んでいたのだが。
護岸の幅は5m程なので、護岸の上から釣りをすることも出来る。
でも上から釣ってもつまらないので2m近い高さの護岸を飛び降りた。
枯れているとはいえまばらな葦の中を掻き分け進むのは結構大変。
魚が着いていそうなポイントも少ない。
低い堰堤の上下は絶好のポイントなのだが反応が無い。
アップストリームで釣ってから、上流に回りこみ次はダウンストリームで流し込む。
テンションが掛かってヒラヒラと踊るウエットフライに、ガツンと一度チェイスがあった。
800mほど釣りあがり、どうにもこうにも上流に遡行できなくなり退渓することにした。
今日もボーズ。
今年は渓流魚を一匹も釣ってないな。
来週に期待しよう。