迷人のままが楽しいかな
今年は釣りに対して制約が多くなり、遠出しての土日の釣りは半減してしまった。
今年は自宅から100km圏内で釣りをするという事に決めた。
今までは森の中の渓流が好きだったので、里川のような川には目もくれなかった。
100km圏内には結構な数の川があるのだが、今まで好んで行っていたような渓流は非常に少ない。

日差しを遮る木陰の少ない開けた川はなかなか魚と出会うことが出来ない。
しかし開けた川はキャスティングレンジが遠くなるので、キャスティング好きな自分にはとても楽しい。
そんな釣りをしていると、森の中の渓流はとても簡単に思えてくる。
ポイントがハッキリしているので攻めやすいが、覆い被さった枝などの障害物が多いためキャスティング技術が釣果に現れる。
フライパターンが釣果に与える影響はあまり感じない。10番のドライフライが自分の標準サイズだったのだから。
餌になる虫が朝でも日中でも、いろんなのが流れてくるし、流れも速いので、目の前を流れ去る前に捕食しなければならないのだろう。
そのような魚が多いので、プレゼンテーションを間違わなければ素直に釣れてしまう。
今まではフライに関してそれほど重要視はしないで釣りをしてきた。
渓流でも本流でもそんな釣りで満足してきたのだが、100km圏内の川だとそうもいかなくなってきた。
正直、開けた川の単調な流れの釣りは簡単に釣れるものと嘗めてかかっていた。
葦の中の川などは竿抜けしていることが多くそれこそ簡単に釣れるのだが、それに比べ頭上がすっかりと開けた川は一筋縄ではいかないようで、フライパターンや戦略がものをいうようだ。
魚が出そうで出ないことがとても多い。
フライマンよりも餌釣り師やルアーマンが多いので、フィッシングプレッシャーも多いだろう。
あまりに反応が無いと森の中の渓流が恋しくなる。
今までならすぐに勝手知った渓流に一目さんなのだが、釣れて当たり前と思うと逆につまらなく思えてきた。
本流の釣りは自分にとっては判らないことが多く、それを攻略する方法を考えることが今の自分はとても興味があり楽しんでいる。
職漁もしていた阿部武氏は「大川の釣り師になれ」と書いていた。
また、何かの本に書いてあったが、釣り人は最初数をたくさん釣ることを目指す。
その次に大物を釣ることを目標にする。
更にその後は、難しいことに挑戦するようになると。
今の自分は、数にも大物にも執着しない釣りで満足しているから、きっと三番目の状態なのだろう。
数はたくさん釣れないとしても何匹かの魚とは出会えるし、大物は時の運で釣れることもあろう。
先日も偶然ではあったが45cmの岩魚が釣れた事でもあるし。
沢田さんの「達人の世界」がバイブルで達人を目指してきたのだが、大物に執着しなくなってしまった自分はいつまでたっても迷人のままなのだろう。
でも100km圏内の釣りに決めたことにより、今までよりも気楽にフライフィッシングを楽しんでいこうと思うようになった。
身近には知らない事が一杯あって、新たな発見をすることが新鮮で、今まで気が着かなかった楽しみを見つけました。
環境の変化(土日の釣りが出来なくなったり、早く帰宅しなければならなくなったり、ガソリン代を減らしたり・・・)に対応した結果でしたが、充分楽しめるものですね。
いよいよ後二日で終了です。書き残すことのない様、また思いついたらUPします。
今年は自宅から100km圏内で釣りをするという事に決めた。
今までは森の中の渓流が好きだったので、里川のような川には目もくれなかった。
100km圏内には結構な数の川があるのだが、今まで好んで行っていたような渓流は非常に少ない。

日差しを遮る木陰の少ない開けた川はなかなか魚と出会うことが出来ない。
しかし開けた川はキャスティングレンジが遠くなるので、キャスティング好きな自分にはとても楽しい。
そんな釣りをしていると、森の中の渓流はとても簡単に思えてくる。
ポイントがハッキリしているので攻めやすいが、覆い被さった枝などの障害物が多いためキャスティング技術が釣果に現れる。
フライパターンが釣果に与える影響はあまり感じない。10番のドライフライが自分の標準サイズだったのだから。
餌になる虫が朝でも日中でも、いろんなのが流れてくるし、流れも速いので、目の前を流れ去る前に捕食しなければならないのだろう。
そのような魚が多いので、プレゼンテーションを間違わなければ素直に釣れてしまう。
今まではフライに関してそれほど重要視はしないで釣りをしてきた。
渓流でも本流でもそんな釣りで満足してきたのだが、100km圏内の川だとそうもいかなくなってきた。
正直、開けた川の単調な流れの釣りは簡単に釣れるものと嘗めてかかっていた。
葦の中の川などは竿抜けしていることが多くそれこそ簡単に釣れるのだが、それに比べ頭上がすっかりと開けた川は一筋縄ではいかないようで、フライパターンや戦略がものをいうようだ。
魚が出そうで出ないことがとても多い。
フライマンよりも餌釣り師やルアーマンが多いので、フィッシングプレッシャーも多いだろう。
あまりに反応が無いと森の中の渓流が恋しくなる。
今までならすぐに勝手知った渓流に一目さんなのだが、釣れて当たり前と思うと逆につまらなく思えてきた。
本流の釣りは自分にとっては判らないことが多く、それを攻略する方法を考えることが今の自分はとても興味があり楽しんでいる。
職漁もしていた阿部武氏は「大川の釣り師になれ」と書いていた。
また、何かの本に書いてあったが、釣り人は最初数をたくさん釣ることを目指す。
その次に大物を釣ることを目標にする。
更にその後は、難しいことに挑戦するようになると。
今の自分は、数にも大物にも執着しない釣りで満足しているから、きっと三番目の状態なのだろう。
数はたくさん釣れないとしても何匹かの魚とは出会えるし、大物は時の運で釣れることもあろう。
先日も偶然ではあったが45cmの岩魚が釣れた事でもあるし。
沢田さんの「達人の世界」がバイブルで達人を目指してきたのだが、大物に執着しなくなってしまった自分はいつまでたっても迷人のままなのだろう。
でも100km圏内の釣りに決めたことにより、今までよりも気楽にフライフィッシングを楽しんでいこうと思うようになった。
身近には知らない事が一杯あって、新たな発見をすることが新鮮で、今まで気が着かなかった楽しみを見つけました。
環境の変化(土日の釣りが出来なくなったり、早く帰宅しなければならなくなったり、ガソリン代を減らしたり・・・)に対応した結果でしたが、充分楽しめるものですね。
いよいよ後二日で終了です。書き残すことのない様、また思いついたらUPします。
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2010.6.20釣行
朝7時に自宅を出た。
あちらこちらと走り回り、竿を出したのは10時。
しばらくして雨の気配を感じ、一度車に戻り雨具を着た。
すぐに土砂降りになり止みそうもない。
30分ほど待機してみたが、濁りが入り始めたので水系移動をすることにした。

山を一つ越えると雨の影響はなさそうだ。
開けた川でのんびりと釣りをすることにした。
初めての区間に入ってみた。
平瀬で水深の浅い流れであった。
堰堤の深みでいきなり良い型の魚がドライフライに飛び出るもフッキングが浅くばれてしまった。
気合いを入れ直して釣りをするものの、反応がない。

今日一番の岩魚はこれ。
他にはこれより小さいサイズの岩魚が3匹。

ヤマメは一匹のみ。
5時に納竿した。
あちらこちらと走り回り、竿を出したのは10時。
しばらくして雨の気配を感じ、一度車に戻り雨具を着た。
すぐに土砂降りになり止みそうもない。
30分ほど待機してみたが、濁りが入り始めたので水系移動をすることにした。

山を一つ越えると雨の影響はなさそうだ。
開けた川でのんびりと釣りをすることにした。
初めての区間に入ってみた。
平瀬で水深の浅い流れであった。
堰堤の深みでいきなり良い型の魚がドライフライに飛び出るもフッキングが浅くばれてしまった。
気合いを入れ直して釣りをするものの、反応がない。

今日一番の岩魚はこれ。
他にはこれより小さいサイズの岩魚が3匹。

ヤマメは一匹のみ。
5時に納竿した。
2010.6.13釣行
今日はウエットの達人Hさんとの釣行。
朝8時に待ち合わせだったが、4時半に目が覚めた。
待ち合わせ場所付近で少し釣りをすることにして、早めに自宅を出発した。

藤の花の季節

田圃周りの里川でライズを発見。

ウグイと山女魚を1匹ずつ釣った。
待ち合わせ場所でHさんと合流し、自分の車で目的の川まで向かう。
今回は開けた大渓流を釣る予定。
Hさんはこの川に精通しており、時期に合わせたポイント選択から釣り方まで把握しているためとても心強い。
自分は今年、森の渓流ではなく、開けた渓流の攻略を考えているので、この川のエキスパートであるHさんのテクニックや考え方を教えていただこうという魂胆である。
ポイントまでの車中では、攻略法をいろいろと伺う事ができ、今までの自分が知らないことを随分と教えていただけた。
Hさんのドライフライシステムは、12ftリーダーが基本。
使用するフライは魚の捕食している羽虫に合わせてミッジから大きいスピナーパターン等まで幅広い。
目的のポイントは日曜日と言うこともあり先行者が居り、数カ所回ってようやく開いているポイントへ入渓した。

気温も上がり、ドライフライでスタート。Hさんの見事なタイトループ。

理想的なプレゼンテーションをきっちりとこなす。
12ft5Xリーダーシステムで#14のスタンダードパターンドライフライを長い時間ナチュラルドリフトさせる。

魚の活性は晴天の日中と言うこともあり今一つ。
それでもコンスタントにヤマメを釣り上げる。

静かだが水深のある広い流れなので、対岸に途渉するのは難しい。
必然的にロングキャストでプレゼンテーションする事になる。

開けた流れもあれば、分流して水量の少ない場所もある。

まるで湖のように静まりかえったプール。

晴天の日中は魚の反応もシビア。離れた場所からのソフトプレゼンテーションが必至。
静かな流れではライズをしていても#14では無視される。
Hさんは7Xティペットに#18のドライフライを結んでライズを取る。
こまめに状況に合わせた攻め方をする。
夕方までやって28cmの岩魚が最大でした。
ヤマメはアベレージ6寸で数はそこそこ釣れました。
ウエットの達人Hさんとドライフライの釣りをご一緒するのは随分久しかったし、この川をご一緒したのも10年ぶりでしょうか。
ご一緒してみるとやはりドライフライも達人でした。
なによりもキャスティングが優雅で、見ていて飽きることがありませんでした。
今回はとても良い勉強をさせていただけたこと感謝しております。




朝8時に待ち合わせだったが、4時半に目が覚めた。
待ち合わせ場所付近で少し釣りをすることにして、早めに自宅を出発した。

藤の花の季節

田圃周りの里川でライズを発見。

ウグイと山女魚を1匹ずつ釣った。
待ち合わせ場所でHさんと合流し、自分の車で目的の川まで向かう。
今回は開けた大渓流を釣る予定。
Hさんはこの川に精通しており、時期に合わせたポイント選択から釣り方まで把握しているためとても心強い。
自分は今年、森の渓流ではなく、開けた渓流の攻略を考えているので、この川のエキスパートであるHさんのテクニックや考え方を教えていただこうという魂胆である。
ポイントまでの車中では、攻略法をいろいろと伺う事ができ、今までの自分が知らないことを随分と教えていただけた。
Hさんのドライフライシステムは、12ftリーダーが基本。
使用するフライは魚の捕食している羽虫に合わせてミッジから大きいスピナーパターン等まで幅広い。
目的のポイントは日曜日と言うこともあり先行者が居り、数カ所回ってようやく開いているポイントへ入渓した。

気温も上がり、ドライフライでスタート。Hさんの見事なタイトループ。

理想的なプレゼンテーションをきっちりとこなす。
12ft5Xリーダーシステムで#14のスタンダードパターンドライフライを長い時間ナチュラルドリフトさせる。

魚の活性は晴天の日中と言うこともあり今一つ。
それでもコンスタントにヤマメを釣り上げる。

静かだが水深のある広い流れなので、対岸に途渉するのは難しい。
必然的にロングキャストでプレゼンテーションする事になる。

開けた流れもあれば、分流して水量の少ない場所もある。

まるで湖のように静まりかえったプール。

晴天の日中は魚の反応もシビア。離れた場所からのソフトプレゼンテーションが必至。
静かな流れではライズをしていても#14では無視される。
Hさんは7Xティペットに#18のドライフライを結んでライズを取る。
こまめに状況に合わせた攻め方をする。
夕方までやって28cmの岩魚が最大でした。
ヤマメはアベレージ6寸で数はそこそこ釣れました。
ウエットの達人Hさんとドライフライの釣りをご一緒するのは随分久しかったし、この川をご一緒したのも10年ぶりでしょうか。
ご一緒してみるとやはりドライフライも達人でした。
なによりもキャスティングが優雅で、見ていて飽きることがありませんでした。
今回はとても良い勉強をさせていただけたこと感謝しております。




岩魚
岩魚
2010.6.6釣行
前日はアメリカに永住した友人が、親戚の結婚式のために帰国したため、急遽仲間達で集まり飲むことになった。
0時には帰宅したのだが、目覚めた頭はスッキリとしなかった。
それでも今日は、7月に遠方から来る釣り仲間を案内する川を下調べする予定。

橋の欄干に付けられた鮭のモニュメント
下流部から上流へ向けて移動しながらポイントを吟味する。
朝到着したときには霧が掛かって肌寒かったが、9時頃からお日様が出た。

スケールの大きい、深い淵が多い。
淵が続く区域と瀬が続く区域がある。

車で走りながら浅い瀬でライズを発見した。折角なので少し竿を出すことにした。開けた川で思い切りラインを伸ばす。
でも釣れない・・

晴天で気温も上がり、ライズに期待するも見掛け無い。
深い淵は敬遠し、瀬を中心に良さそうなポイントだけ竿を出し出し移動する。
ドライに反応が悪く、1匹ばらしたのみ。ダブルニンフにしてみたが無反応。

橋の上から覗くと、それほど大きくはないが魚影は見える。しかし皆沈んでいる。

中流域の流れ。ここの瀬に期待したが、餌釣り師がすぐ上流に居りすぐに退散。
中流部までで小ヤマメを1匹釣り、バラシが数回。
フライへ出る魚は少なく、忘れた頃に出る。
反応する奴は一投目に出る。

午後二時、待望のHitは、予想外のでかさ。

白泡に揉まれて沈んだドライフライでHit。

バーブレスフック12番に巻いたオレンジクイル。

堂々の45cm。岩魚の自己記録更新。

更に上流を目指す。ここでも出るのは小ヤマメばかり。
4時に川から上がり、別水系へ移動することにした。

ここでもサイズは今一つ。

静かなプールでメイフライのスーパーハッチに遭遇。
10番サイズ中心で、スピナーからダンまで飛び交う。
もちろんライズも始まる。

12番のグレークイルですぐに1匹目の岩魚が掛かる。
しかしその後が続かない。
フェザントテールニンフに変えたり、ソフトハックルフライに変えてみたりしたが釣れない。
再びスピナーパターンやパラシュートパターンにしてみたがダメ。
4Xリーダーを5Xに変えてみてもダメ。
フライが見えにくくなる頃にはメイフライのハッチも無くなっていた。
暗闇の中で目を凝らすと、時折ライズがある。
7寸ほどの岩魚がやっと一匹釣れた。
いかにも大岩魚と思わせる静かなライズが対岸の岸寄りに時折見えるものの、手が出せず完敗した。
久しぶりにイブニングらしい釣りをしたが、釣果はその割でもなく、攻略方法を考え中。
今回は開けた大渓流を釣りしてみたが、森の中の渓流と違い、今までの自分の知識だけでは手に負えない事がたくさんありそうに思える。
川の癖もあるだろうし、フライや釣り方など、通って覚えるしかなさそうです。
0時には帰宅したのだが、目覚めた頭はスッキリとしなかった。
それでも今日は、7月に遠方から来る釣り仲間を案内する川を下調べする予定。

橋の欄干に付けられた鮭のモニュメント
下流部から上流へ向けて移動しながらポイントを吟味する。
朝到着したときには霧が掛かって肌寒かったが、9時頃からお日様が出た。

スケールの大きい、深い淵が多い。
淵が続く区域と瀬が続く区域がある。

車で走りながら浅い瀬でライズを発見した。折角なので少し竿を出すことにした。開けた川で思い切りラインを伸ばす。
でも釣れない・・

晴天で気温も上がり、ライズに期待するも見掛け無い。
深い淵は敬遠し、瀬を中心に良さそうなポイントだけ竿を出し出し移動する。
ドライに反応が悪く、1匹ばらしたのみ。ダブルニンフにしてみたが無反応。

橋の上から覗くと、それほど大きくはないが魚影は見える。しかし皆沈んでいる。

中流域の流れ。ここの瀬に期待したが、餌釣り師がすぐ上流に居りすぐに退散。
中流部までで小ヤマメを1匹釣り、バラシが数回。
フライへ出る魚は少なく、忘れた頃に出る。
反応する奴は一投目に出る。

午後二時、待望のHitは、予想外のでかさ。

白泡に揉まれて沈んだドライフライでHit。

バーブレスフック12番に巻いたオレンジクイル。

堂々の45cm。岩魚の自己記録更新。

更に上流を目指す。ここでも出るのは小ヤマメばかり。
4時に川から上がり、別水系へ移動することにした。

ここでもサイズは今一つ。

静かなプールでメイフライのスーパーハッチに遭遇。
10番サイズ中心で、スピナーからダンまで飛び交う。
もちろんライズも始まる。

12番のグレークイルですぐに1匹目の岩魚が掛かる。
しかしその後が続かない。
フェザントテールニンフに変えたり、ソフトハックルフライに変えてみたりしたが釣れない。
再びスピナーパターンやパラシュートパターンにしてみたがダメ。
4Xリーダーを5Xに変えてみてもダメ。
フライが見えにくくなる頃にはメイフライのハッチも無くなっていた。
暗闇の中で目を凝らすと、時折ライズがある。
7寸ほどの岩魚がやっと一匹釣れた。
いかにも大岩魚と思わせる静かなライズが対岸の岸寄りに時折見えるものの、手が出せず完敗した。
久しぶりにイブニングらしい釣りをしたが、釣果はその割でもなく、攻略方法を考え中。
今回は開けた大渓流を釣りしてみたが、森の中の渓流と違い、今までの自分の知識だけでは手に負えない事がたくさんありそうに思える。
川の癖もあるだろうし、フライや釣り方など、通って覚えるしかなさそうです。