いろオトコ
オスの大ヤマメはいずこ
トラウティストのVol.17を買った。またまた載っていました、雄の大ヤマメ48cm。
ヤマメ好きのボクとしては買わずにはいられない。
それにしてもデカイなー。釣りたいなー。
今年は出会えるだろうか。

雄のヤマメは顔が鮭のようでカッコイイ!
気合いのガツンと入った表情がボクの心をそそるのだ。釣り上げた魚の猛々しい顔つきを見ると、なんだか男と男の決着が着いたという感じがする。
もちろん釣り上げたボクの勝ちということになるのだろうが、実際には相手にしてもらえないことのほうが多いのかもしれない。だってなかなかお目に掛かることが出来ないんだから。

7月に釣れたヤマメだが、すでに口が合わなくなっている。釣り上げられた後でも、挑んでいるような顔つきが大物の証。
産卵が近づくとますますもって口吻が異様に波打ち、鉤のように捲れ上がり、上顎と下顎の間に隙間ができる。
雌ヤマメでは口先がこうはならないし、雄の大イワナも上顎が割れた三ツ口は迫力あるが雄ヤマメとは違う。
ボクはこの魚に憧れているからヤマメ釣りに傾倒しているようなものだ。
20年も前のことだが、ボクは餌釣りで偶然にも51cmのアマゴを釣ったことがある。
こいつはまさに厳つい顔をしており、こんなスゴイ魚が居るということに驚いた。
「朱点童子」という呼称で、とある本に記事を投稿したことがある。本来の「しゅてんどうじ」とは酒呑童子と書く。大江山に住んでいる鬼の名前。アマゴなので朱色の点が体に散らばっているので、朱点と酒呑をかけてそう呼んだのだ。
雄の大ヤマメの形相はまさに鬼や般若を彷彿とさせるものがある。

朱点童子とよんだアマゴ Photo by Mr.S.K
フライをはじめてから釣った尺オーバーのヤマメは大半が雌ヤマメだ。
尺前後は雄雌の比率は半々くらいのような気がする。
先輩に聞いてみても今まで釣ってきた37~40cmクラスのヤマメは全て雌。
ボクの雄の尺ヤマメの最大は34cm。釣り仲間の釣り上げたものでも36cmまでだ。
ルアーや餌では雄の大物がよく釣られているのに何故フライではあまり釣れないのだろう。雄の大ヤマメはフライが嫌いなのであろうか?
ヤマメ好きのボクとしては買わずにはいられない。
それにしてもデカイなー。釣りたいなー。
今年は出会えるだろうか。

雄のヤマメは顔が鮭のようでカッコイイ!
気合いのガツンと入った表情がボクの心をそそるのだ。釣り上げた魚の猛々しい顔つきを見ると、なんだか男と男の決着が着いたという感じがする。
もちろん釣り上げたボクの勝ちということになるのだろうが、実際には相手にしてもらえないことのほうが多いのかもしれない。だってなかなかお目に掛かることが出来ないんだから。

7月に釣れたヤマメだが、すでに口が合わなくなっている。釣り上げられた後でも、挑んでいるような顔つきが大物の証。
産卵が近づくとますますもって口吻が異様に波打ち、鉤のように捲れ上がり、上顎と下顎の間に隙間ができる。
雌ヤマメでは口先がこうはならないし、雄の大イワナも上顎が割れた三ツ口は迫力あるが雄ヤマメとは違う。
ボクはこの魚に憧れているからヤマメ釣りに傾倒しているようなものだ。
20年も前のことだが、ボクは餌釣りで偶然にも51cmのアマゴを釣ったことがある。
こいつはまさに厳つい顔をしており、こんなスゴイ魚が居るということに驚いた。
「朱点童子」という呼称で、とある本に記事を投稿したことがある。本来の「しゅてんどうじ」とは酒呑童子と書く。大江山に住んでいる鬼の名前。アマゴなので朱色の点が体に散らばっているので、朱点と酒呑をかけてそう呼んだのだ。
雄の大ヤマメの形相はまさに鬼や般若を彷彿とさせるものがある。

朱点童子とよんだアマゴ Photo by Mr.S.K
フライをはじめてから釣った尺オーバーのヤマメは大半が雌ヤマメだ。
尺前後は雄雌の比率は半々くらいのような気がする。
先輩に聞いてみても今まで釣ってきた37~40cmクラスのヤマメは全て雌。
ボクの雄の尺ヤマメの最大は34cm。釣り仲間の釣り上げたものでも36cmまでだ。
ルアーや餌では雄の大物がよく釣られているのに何故フライではあまり釣れないのだろう。雄の大ヤマメはフライが嫌いなのであろうか?
気迫
久しぶりのキャス練
リバレイPMD「WD700」
ボクの一番のお気に入りウエーディングシューズがこれ。
今は廃盤になっている。購入したときも在庫処分のため格安で売っていた。現在は二足持っているのだが、1足目を履いてみて気に入ったため、1年ほどしてからまた見つけて購入した。
1足目はFoxFireと比較するためにフェルトはダブルにせずそのまま使用した。2004年はFoxFireの方が、出番が多かったためフェルトは1シーズン半使うことができた。しかしフェルトのグリップは今ひとつでその割に減りが早い気がした。
フェルトの張り替えはメーカーに依頼した。
もとは白いフェルトだったが、張り替え修理が終えて戻ってきたときには黒いフェルトになってきた。こちらはまだ使わないで予備用になっている。

1足目を修理している間に二足目を使用しはじめた。こちらはフェルトをダブルにしている。

このシューズは軽量でソールもしなやかだ。ダナーの機能性とラッセルの雰囲気を併せ持ったような感じで気に入っている。
ソール幅は広すぎずちょうど良いため、へつりの時など狭いスタンスに立つ時も使いやすく感じる。
アッパーは丈夫なコーデュラナイロンとヌバックレザーを使っている。
レザー部分が幅広にしてあるので、強度も申し分ない。
ケブラー糸で縫ってあるようだが、擦れる部分はどうしても糸切れが起きる。
擦れそうなところはアクアシールであらかじめ塗ってあるのだが、それでも完全にはガードしきれない。
靴紐のホールも上部はフックになっているので、締め付けやすくなっている。

昨年はメインシューズとして使った。
ボクは釣りに行くときに常に2足のシューズをクルマに積んである。
何足ものシューズを使い回すとフェルトも長持ちするので、渓相によって使い分けるのだ。
一番信頼しているシューズなので、山岳渓流に行くときはこのシューズを履くことになる。
廃盤なので復活してくれるようお願いしたい。
フェアリーグッドフィッシャーにも似たようなシューズがあったようなので良さそうに思っている。まだ数年は買わなくても良いくらいシューズがあるのだが、このシューズは大事に履きたいと思っている。
今は廃盤になっている。購入したときも在庫処分のため格安で売っていた。現在は二足持っているのだが、1足目を履いてみて気に入ったため、1年ほどしてからまた見つけて購入した。
1足目はFoxFireと比較するためにフェルトはダブルにせずそのまま使用した。2004年はFoxFireの方が、出番が多かったためフェルトは1シーズン半使うことができた。しかしフェルトのグリップは今ひとつでその割に減りが早い気がした。
フェルトの張り替えはメーカーに依頼した。
もとは白いフェルトだったが、張り替え修理が終えて戻ってきたときには黒いフェルトになってきた。こちらはまだ使わないで予備用になっている。

1足目を修理している間に二足目を使用しはじめた。こちらはフェルトをダブルにしている。

このシューズは軽量でソールもしなやかだ。ダナーの機能性とラッセルの雰囲気を併せ持ったような感じで気に入っている。
ソール幅は広すぎずちょうど良いため、へつりの時など狭いスタンスに立つ時も使いやすく感じる。
アッパーは丈夫なコーデュラナイロンとヌバックレザーを使っている。
レザー部分が幅広にしてあるので、強度も申し分ない。
ケブラー糸で縫ってあるようだが、擦れる部分はどうしても糸切れが起きる。
擦れそうなところはアクアシールであらかじめ塗ってあるのだが、それでも完全にはガードしきれない。
靴紐のホールも上部はフックになっているので、締め付けやすくなっている。

昨年はメインシューズとして使った。
ボクは釣りに行くときに常に2足のシューズをクルマに積んである。
何足ものシューズを使い回すとフェルトも長持ちするので、渓相によって使い分けるのだ。
一番信頼しているシューズなので、山岳渓流に行くときはこのシューズを履くことになる。
廃盤なので復活してくれるようお願いしたい。
フェアリーグッドフィッシャーにも似たようなシューズがあったようなので良さそうに思っている。まだ数年は買わなくても良いくらいシューズがあるのだが、このシューズは大事に履きたいと思っている。
感無量
FoxFire「ストリームウォーカーⅤ」
このウエーディングシューズは行きつけのフライショップのオーナーが履いており、絶賛するものだから使ってみたくなった。
ボクは2004年の春に買ったのだが、この年は他にもリバレイPMDの新品シューズと3シーズン目のアルティメイトも同時に履いた。ほかにも中古で買ったラッセルも履いてみたり、ダナーもたまに履いたりと、それぞれの特徴を比べることが出来た。
FoxFireのストリームウォーカーシリーズは歴史が長いようで、このモデルは5代目。
その間に何度も改良を重ねていると思われる。

耐久性や使いやすさなどを考えていろいろと工夫がされている。
アッパーのステッチ切れを防止するためにステッチ部分に溝を入れて表面に出っ張らないようにしており、痛みやすい部分は何重ものステッチで縫ってある。
フェルトソールも減りやすいつま先と踵にはピンが打ってある。
また、つま先とかかと部分にはプラスティックで形成されたカップが入っており、衝撃からのガードと足の安定につながっているようだ。

アッパーのデザインも足の出し入れをし易くするために、靴紐の締め付け部分を独特のカットにしているのも特徴だ。確かに脱いだり履いたりするときに楽にできる。
靴紐の金具も上部はフック式になっているので、締め上げも楽にできる。
とまあ、いろいろと細かいところまで配慮がなされているなと感心させられる。
アッパーのナイロン部分も太い糸を使って織ってありとても丈夫だ。
使い始めはソールはダブルにせずそのまま使用してみたが、このシューズをメインシューズとして使ったので1シーズンで張り替えが必要になった。
フェルトの交換はメーカーに依頼した。もともとは黒いフェルトだったのだが、白いフェルトになって仕上がってきた。メーカーに出すと交換費用は掛かるが、さすがに綺麗な仕上がりだ。フェルトのつま先と踵にはもちろんピンが打たれていたが、新品の上からもう一枚フェルトを張ってダブルフェルトにした。
いつもならG17ボンドを使って接着するのだが、その時は水回りの目止めに使うシリコン系の充填材を試してみた。これは失敗だった。
何度も履かないうちに剥がれてきたのだ。接着が上手くいった場所は問題なさそうに思ったが、それでも10回位使用しているうちに剥がれてきた。
剥ぐのは勿体ないので同じ充填材を使って補修しているが、やはり何度も保たない。
元フェルトまで減ってきたがこのまま使うつもりだ。

総合的に見て、このシューズは良く出来ていると思う。
ボクはこのシューズは#7を履いているのだが、サイズは良いがフェルト部分の幅がちょっと広すぎるような気がする。履いていて特に問題はないのだが、個人的にもう少し狭い方が好きだ。
普段はビジネスシューズを履く場合24cmでちょうど良い。メーカーによってはそれ以下になる場合もある。
運動靴の場合はつま先に若干の余裕があった方が良いので、それよりも0.5~1cm大きめを選ぶ。
「ストリームウォーカーⅤ」は日本人用のラストを使って、ウエーダーを履いた状態にあわせているとのことだったので#6(24cm)で良いだろうと思った。
ウエーディングシューズを渓流で履く場合にはつま先に余裕がありすぎると嫌なので#6(24cm)を選んだのだが、ウエーダーを履いてシューズを履いてみたらあまりにもきつくてまったく履くことが出来なかった。
ウエーダーのソックス部分も4mm位の普通のウエーダーである。
仕方なくお店の人にお願いして#7(25cm)に交換してもらった。
アルティメイトの#6も同じく24cmまでとなっているが、ぴったりフィットしてはいるが問題なく履くことができる。
アメリカ製のアルティメイトが、横幅が狭くて#6が入らないというのなら判るが、日本人の足に合わせているはずのシューズが狭いとは思いもよらなかった。
交換してもらった#7はちょうど良かったので、運動靴を履く感覚で選べば良かったのでしょうね。
身につけるものは人それぞれの感覚が違うのでサイズ選びは難しいです。
靴は実際に履いて購入するのが良いみたいですね。
ボクは2004年の春に買ったのだが、この年は他にもリバレイPMDの新品シューズと3シーズン目のアルティメイトも同時に履いた。ほかにも中古で買ったラッセルも履いてみたり、ダナーもたまに履いたりと、それぞれの特徴を比べることが出来た。
FoxFireのストリームウォーカーシリーズは歴史が長いようで、このモデルは5代目。
その間に何度も改良を重ねていると思われる。

耐久性や使いやすさなどを考えていろいろと工夫がされている。
アッパーのステッチ切れを防止するためにステッチ部分に溝を入れて表面に出っ張らないようにしており、痛みやすい部分は何重ものステッチで縫ってある。
フェルトソールも減りやすいつま先と踵にはピンが打ってある。
また、つま先とかかと部分にはプラスティックで形成されたカップが入っており、衝撃からのガードと足の安定につながっているようだ。

アッパーのデザインも足の出し入れをし易くするために、靴紐の締め付け部分を独特のカットにしているのも特徴だ。確かに脱いだり履いたりするときに楽にできる。
靴紐の金具も上部はフック式になっているので、締め上げも楽にできる。
とまあ、いろいろと細かいところまで配慮がなされているなと感心させられる。
アッパーのナイロン部分も太い糸を使って織ってありとても丈夫だ。
使い始めはソールはダブルにせずそのまま使用してみたが、このシューズをメインシューズとして使ったので1シーズンで張り替えが必要になった。
フェルトの交換はメーカーに依頼した。もともとは黒いフェルトだったのだが、白いフェルトになって仕上がってきた。メーカーに出すと交換費用は掛かるが、さすがに綺麗な仕上がりだ。フェルトのつま先と踵にはもちろんピンが打たれていたが、新品の上からもう一枚フェルトを張ってダブルフェルトにした。
いつもならG17ボンドを使って接着するのだが、その時は水回りの目止めに使うシリコン系の充填材を試してみた。これは失敗だった。
何度も履かないうちに剥がれてきたのだ。接着が上手くいった場所は問題なさそうに思ったが、それでも10回位使用しているうちに剥がれてきた。
剥ぐのは勿体ないので同じ充填材を使って補修しているが、やはり何度も保たない。
元フェルトまで減ってきたがこのまま使うつもりだ。

総合的に見て、このシューズは良く出来ていると思う。
ボクはこのシューズは#7を履いているのだが、サイズは良いがフェルト部分の幅がちょっと広すぎるような気がする。履いていて特に問題はないのだが、個人的にもう少し狭い方が好きだ。
普段はビジネスシューズを履く場合24cmでちょうど良い。メーカーによってはそれ以下になる場合もある。
運動靴の場合はつま先に若干の余裕があった方が良いので、それよりも0.5~1cm大きめを選ぶ。
「ストリームウォーカーⅤ」は日本人用のラストを使って、ウエーダーを履いた状態にあわせているとのことだったので#6(24cm)で良いだろうと思った。
ウエーディングシューズを渓流で履く場合にはつま先に余裕がありすぎると嫌なので#6(24cm)を選んだのだが、ウエーダーを履いてシューズを履いてみたらあまりにもきつくてまったく履くことが出来なかった。
ウエーダーのソックス部分も4mm位の普通のウエーダーである。
仕方なくお店の人にお願いして#7(25cm)に交換してもらった。
アルティメイトの#6も同じく24cmまでとなっているが、ぴったりフィットしてはいるが問題なく履くことができる。
アメリカ製のアルティメイトが、横幅が狭くて#6が入らないというのなら判るが、日本人の足に合わせているはずのシューズが狭いとは思いもよらなかった。
交換してもらった#7はちょうど良かったので、運動靴を履く感覚で選べば良かったのでしょうね。
身につけるものは人それぞれの感覚が違うのでサイズ選びは難しいです。
靴は実際に履いて購入するのが良いみたいですね。
羨望の雄ヤマメ
ラッセル
20年くらい前のアウトドアグッズ紹介の本にも掲載されていたので昔からその名前は知っていた。
ラッセルといえば手作りのモカシン靴が有名とその本には書いてあったような気がする。老舗の靴屋さんが売り出した超高級ウエーディングシューズだから悪いはずはないだろうが高嶺の花だ。
非常に高価でボクには縁がないものと思っていたところ、ヤフオクでたまたま使用頻度の少ないシューズを超格安で落札できた。

足のサイズが小さいと、結構良い買い物ができるのでありがたい。
見た目はこれぞ高級ウエーディングシューズっていう存在感を感じる。
格安とはいえ、勿体なくてあまり履いていない。
平坦な渓流で何度か使ってみたが、感動を覚える程ではなかった。
ソールは薄いが固めでアッパーはしなやかなので、今まで履いてきたウエーディングシューズにはない履き心地だ。
アッパーもコットンダックという帆布のような生地を使用している。帆布は濡れると繊維が締まり強度が増すという性質があるようで、きっと丈夫なのだろうが履き込んでいないのでどの程度の強度があるのか不明だ。
アッパーの皮革部分は厚手で、つま先とかかと部分は特にしっかりとしている。
さすが一流のハンドメイドメーカーだけあって、作りは非常に良くできている。素材も厳選してあるようだ。
ボクは「渓流は滑るもの」と認識しているので、いかなるフェルトソールといえども滑ることを想定して歩いている。
このシューズの売りは、確かピアノの内部に使用している硬く圧縮したウールフェルトをソールに使用していたはずだ。
実はこの謳い文句でラッセルのウエーディングシューズに憧れを抱いていた。
実際に使用してみたが、想像を上回るグリップ力の違いを感じなかった。やはり渓流は滑りやすいということですね。

ソールはつま先部分が強く反っている。
舶来の高級靴でこういった反っているソールの靴もあるようだが、貧乏人のボクには高級なのは合わないようだ。
でも慣れれば歩きやすいのだろう。
このシューズは山岳渓流のようなところではなく、水の綺麗な開けた本流や里川のような川で使うと良いのではないだろうか。
北海道で履けば、雰囲気といい性能といいマッチしそうだなー。
ラッセルといえば手作りのモカシン靴が有名とその本には書いてあったような気がする。老舗の靴屋さんが売り出した超高級ウエーディングシューズだから悪いはずはないだろうが高嶺の花だ。
非常に高価でボクには縁がないものと思っていたところ、ヤフオクでたまたま使用頻度の少ないシューズを超格安で落札できた。

足のサイズが小さいと、結構良い買い物ができるのでありがたい。
見た目はこれぞ高級ウエーディングシューズっていう存在感を感じる。
格安とはいえ、勿体なくてあまり履いていない。
平坦な渓流で何度か使ってみたが、感動を覚える程ではなかった。
ソールは薄いが固めでアッパーはしなやかなので、今まで履いてきたウエーディングシューズにはない履き心地だ。
アッパーもコットンダックという帆布のような生地を使用している。帆布は濡れると繊維が締まり強度が増すという性質があるようで、きっと丈夫なのだろうが履き込んでいないのでどの程度の強度があるのか不明だ。
アッパーの皮革部分は厚手で、つま先とかかと部分は特にしっかりとしている。
さすが一流のハンドメイドメーカーだけあって、作りは非常に良くできている。素材も厳選してあるようだ。
ボクは「渓流は滑るもの」と認識しているので、いかなるフェルトソールといえども滑ることを想定して歩いている。
このシューズの売りは、確かピアノの内部に使用している硬く圧縮したウールフェルトをソールに使用していたはずだ。
実はこの謳い文句でラッセルのウエーディングシューズに憧れを抱いていた。
実際に使用してみたが、想像を上回るグリップ力の違いを感じなかった。やはり渓流は滑りやすいということですね。

ソールはつま先部分が強く反っている。
舶来の高級靴でこういった反っているソールの靴もあるようだが、貧乏人のボクには高級なのは合わないようだ。
でも慣れれば歩きやすいのだろう。
このシューズは山岳渓流のようなところではなく、水の綺麗な開けた本流や里川のような川で使うと良いのではないだろうか。
北海道で履けば、雰囲気といい性能といいマッチしそうだなー。
早朝のヤマメ
アルティメイト
アルティメイトの魅力は頑丈な作りだろうか。
アッパーは合成皮革なので手入れもいらず、安全性と耐久性も兼ね備えている。
多少石にぶつけても痛くもなんともないのだから安心して渓を闊歩できる。
沢登りをやっているときに鮎足袋を履いていてもケガをせずに歩いてきたのは、ぶつけないように意識していたためだったと思われる。アルティメイトを履いてからというもの、その安心感からぶつけることに慣れてしまったようだ。数年前に久しぶりの鮎釣りで鮎足袋を履いたときには、つま先を何度もしこたまぶつけて悲鳴を上げたことを思い出した。

左が本流用#7で右が渓流用#6。二足とも靴紐が左右別々。あまり気にしない性格なんです(笑
アルティメイトは登山靴に近いのではないだろうか。
登山靴はがっしりとした作りでソールも硬く重量もある。
エッジの尖った石だらけのガレ場などを歩いた場合などは、柔らかいソールだと靴が捩れて歩きづらいが、このような場面では硬いソールは安心のように思う。
また、重量に関しては重い靴は振り子の原理が働き、歩く時に疲れないとも言う。
アルティメイトはまさにそんな感じの靴だ。さらに、本流で立ち込んでいるときなどはこのどっしりとした重みが安定感につながっている。
数年前にマイナーチェンジ?してから若干の改良がなされたようで、更に耐久性が増して使い良くなった。
まずアッパーの裁断が変わったおかげで縫い合わせ部分が少なくなった。
また、つま先部分が皮革でガードされているのでつま先も切れなくなった。

右側二つが渓流用で左が本流用。
他にも靴紐のホール取り付け部分のデザインが改良され可動しやすくなった。
これにより摩耗による靴紐の破損も減少したように思われる。
ボクは現在渓流用と本流用2足持っている。
渓流用はサイズ6インチで本流用は7インチ。
渓流用はつま先までぴったりしている。つま先に余裕がありすぎるとつま先のエッジを使って岩を登るときに登りにくい為だ。
本流用はぴったりしすぎると寒い時期などに川に立ち込んでいると、冷えでつま先がしびれてくるので適度に余裕があった方が望ましいし、歩いていても楽だ。
本当ならボクの足には中間サイズが欲しいところなのだがないものは仕方ない。
現在使っている渓流用は大分痛んできたため、履きつぶすことにしたため、フェルトはかなりすり減っている。
つま先部分は木型まで減り始めてきたが、平坦な渓流ではまだまだ出番がある。
本流用はスパイクソールを張っているが、現在は2回目の張り替えフェルトだ。

アングラーズハウスのスパイクソールを使用
スパイクソールは本流のヌメヌメした石に強く、これに慣れるとスパイク無しで本流を歩くのは辛くなる。
このシューズは3シーズン使っており、このままフェルトを張らずに履きつぶすかそれとももう一度張り替えるか微妙なところ。元フェルトまで減らす前に決断しないとなー。
アッパーは合成皮革なので手入れもいらず、安全性と耐久性も兼ね備えている。
多少石にぶつけても痛くもなんともないのだから安心して渓を闊歩できる。
沢登りをやっているときに鮎足袋を履いていてもケガをせずに歩いてきたのは、ぶつけないように意識していたためだったと思われる。アルティメイトを履いてからというもの、その安心感からぶつけることに慣れてしまったようだ。数年前に久しぶりの鮎釣りで鮎足袋を履いたときには、つま先を何度もしこたまぶつけて悲鳴を上げたことを思い出した。

左が本流用#7で右が渓流用#6。二足とも靴紐が左右別々。あまり気にしない性格なんです(笑
アルティメイトは登山靴に近いのではないだろうか。
登山靴はがっしりとした作りでソールも硬く重量もある。
エッジの尖った石だらけのガレ場などを歩いた場合などは、柔らかいソールだと靴が捩れて歩きづらいが、このような場面では硬いソールは安心のように思う。
また、重量に関しては重い靴は振り子の原理が働き、歩く時に疲れないとも言う。
アルティメイトはまさにそんな感じの靴だ。さらに、本流で立ち込んでいるときなどはこのどっしりとした重みが安定感につながっている。
数年前にマイナーチェンジ?してから若干の改良がなされたようで、更に耐久性が増して使い良くなった。
まずアッパーの裁断が変わったおかげで縫い合わせ部分が少なくなった。
また、つま先部分が皮革でガードされているのでつま先も切れなくなった。

右側二つが渓流用で左が本流用。
他にも靴紐のホール取り付け部分のデザインが改良され可動しやすくなった。
これにより摩耗による靴紐の破損も減少したように思われる。
ボクは現在渓流用と本流用2足持っている。
渓流用はサイズ6インチで本流用は7インチ。
渓流用はつま先までぴったりしている。つま先に余裕がありすぎるとつま先のエッジを使って岩を登るときに登りにくい為だ。
本流用はぴったりしすぎると寒い時期などに川に立ち込んでいると、冷えでつま先がしびれてくるので適度に余裕があった方が望ましいし、歩いていても楽だ。
本当ならボクの足には中間サイズが欲しいところなのだがないものは仕方ない。
現在使っている渓流用は大分痛んできたため、履きつぶすことにしたため、フェルトはかなりすり減っている。
つま先部分は木型まで減り始めてきたが、平坦な渓流ではまだまだ出番がある。
本流用はスパイクソールを張っているが、現在は2回目の張り替えフェルトだ。

アングラーズハウスのスパイクソールを使用
スパイクソールは本流のヌメヌメした石に強く、これに慣れるとスパイク無しで本流を歩くのは辛くなる。
このシューズは3シーズン使っており、このままフェルトを張らずに履きつぶすかそれとももう一度張り替えるか微妙なところ。元フェルトまで減らす前に決断しないとなー。
揺らめき
Danner「リバーグリッパー」
Dannerはアウトドアシューズで名前は知っていたが、ウエーディングシューズも販売しているとは思いもよらなかった。
先輩が履いているのを見てDannerにウエーディングシューズがあるのを知って驚いた。履き心地を聞いてみるとやはりとても履きやすいとのことだった。
アルティメイトの重さと堅さには慣れたのだが、石や岩の上を頻繁に上り下りする渓流に行くときは軽くて柔らかいソールの方が楽な気がしてきた。
いつかはDannerも履いてみたいと思っていたら、安く売っていたので購入した。

このシューズは源流用にしようと思い購入したため、フェルトはダブルにせずにそのまま使用した。
早速履いてみたが、鮎足袋並に軽いしソールもしなやかだった。靴に溜まった水抜けも良い。
フェルトソールのグリップも申し分ない。ソールにはウールとポリエステルの混紡フェルトを使用しているらしい。
履いてみてさすがはDannerと納得した。

アッパーはナイロンメッシュを使用しており、足首部分の動きもスムーズだった。
渓流を歩いていると、岩に擦れることも多く、時として半端なアッパー素材では大けがをしそうなくらい強く接触する。
ボクのダナーは1カ所にかなりのダメージがある。しかしケガもしていないし、何時そうなったかさえ判らない。3層構造?の表面のナイロンは完全に裂けているのだが、中と内側のナイロンまでは影響がない。このナイロンメッシュのアッパーは比較的薄手のものだが、かなり丈夫のようだ。

靴紐を通す部分は足首部分からフック型になっており、靴を脱いだり履いたりするのに便利だった。
この軽さとしなやかさによって、渓流を遡行するときは飛ぶように軽快に歩くことが出来た。
しかし、このシューズは縫い糸が細く、バックスキン部分の縫い糸がすぐに切れてしまう。
特に土踏まずあたりのたわむ箇所は痛みやすいようだ。

ダナーのシューズはアルティメイトとは対照的なシューズということになるが、それぞれに良さがあるためどちらも甲乙付けがたい。
痛んできたためメインシューズにはしていないが、年に数度ハードな源流釣行用にしている。
先輩が履いているのを見てDannerにウエーディングシューズがあるのを知って驚いた。履き心地を聞いてみるとやはりとても履きやすいとのことだった。
アルティメイトの重さと堅さには慣れたのだが、石や岩の上を頻繁に上り下りする渓流に行くときは軽くて柔らかいソールの方が楽な気がしてきた。
いつかはDannerも履いてみたいと思っていたら、安く売っていたので購入した。

このシューズは源流用にしようと思い購入したため、フェルトはダブルにせずにそのまま使用した。
早速履いてみたが、鮎足袋並に軽いしソールもしなやかだった。靴に溜まった水抜けも良い。
フェルトソールのグリップも申し分ない。ソールにはウールとポリエステルの混紡フェルトを使用しているらしい。
履いてみてさすがはDannerと納得した。

アッパーはナイロンメッシュを使用しており、足首部分の動きもスムーズだった。
渓流を歩いていると、岩に擦れることも多く、時として半端なアッパー素材では大けがをしそうなくらい強く接触する。
ボクのダナーは1カ所にかなりのダメージがある。しかしケガもしていないし、何時そうなったかさえ判らない。3層構造?の表面のナイロンは完全に裂けているのだが、中と内側のナイロンまでは影響がない。このナイロンメッシュのアッパーは比較的薄手のものだが、かなり丈夫のようだ。

靴紐を通す部分は足首部分からフック型になっており、靴を脱いだり履いたりするのに便利だった。
この軽さとしなやかさによって、渓流を遡行するときは飛ぶように軽快に歩くことが出来た。
しかし、このシューズは縫い糸が細く、バックスキン部分の縫い糸がすぐに切れてしまう。
特に土踏まずあたりのたわむ箇所は痛みやすいようだ。

ダナーのシューズはアルティメイトとは対照的なシューズということになるが、それぞれに良さがあるためどちらも甲乙付けがたい。
痛んできたためメインシューズにはしていないが、年に数度ハードな源流釣行用にしている。
プロフィールの中で撮影されているイワナ
またまた釣りブログカウント異常発生した模様
ウエーディングシューズ序章
ボクは餌釣りから渓流釣りに入ったので、フライをやるまではウエーディングシューズなるものは履いたことがなかった。
ウエーダーも先割れが標準の時代なので、足袋型の方が慣れ親しんでいた。
ボクが沢登りをはじめた1985年頃、国産ではゴローと秀山荘がウエーディングシューズを売り出しており、ボクの知り合いでこれらを履いている人達も居た。
沢ではボクは鮎足袋を使っていた。ネオプレーン製のもので、安価で軽くて暖かくてソールはしなやかだったので丸い石に乗ってもフリクションが良かった。
全体に柔らかいし、つま先や踵にはガードのようなものは入っていなかったが、ケガをしたことなど全くなかったのは何故だろう?
がっしりとガードされたウエーディングシューズに慣れてしまった今では、鮎足袋は頼りなく思えてしまうのだが。
ウエーディングシューズを初めて履いたのはフライをやるようになってからだ。

1986年頃の写真。丹沢での沢トレ(沢登りの合同練習)と山形での源流遡行。
初めて買ったウエーディングシューズは「アルティメイト」。

捨てずに取っておいた初代アルティメイト
沢田賢一郎さんが履いていたのでこれにしようと思ったのだが、初めて履いたシューズは重く硬く感じられた。
フェルトソールをダブルにしたものだからますます重くなり、まるで鉄下駄のようだ。フリクションも悪いのだが、数回渓流で使ううちに慣れてしまった。
フェルトソールの一番減る部分はつま先で次が踵。春から秋まで釣行日数は50~60日位は履いていたと思う。当初は1足でシーズンをまかなっていたので、シーズン中に3~4回位張り替えたように思う。
フェルトソールは1枚目のつま先部分が元フェルトまで減ってきたら、古い方を剥いで新しいフェルトを元フェルトの上に張り替える。
新しいフェルトを張る前に土踏まず以外の前側と踵に減り止めのステンレスの小さい釘を内側から打っておく。
気休めかもしれないが、多少は減るのが遅くなるようだ。
フェルトの接着にはコニシボンドの「G17」という昔からある黄色いボンドを使っています。
接着方法を間違わなければ剥がれることはなくボクには一番使いやすい。
張り合わされたフェルト同士を元フェルトから剥ぐのは、ゴムの靴底から剥ぐよりも比較的容易なので張り替えは簡単だった。しかしもっと良い方法はないかと考え、減りやすいシューズのつま先側半分と土踏まずの部分を切り離して張ることを思いついた。そうすればつま先側だけ張り替えれば良いことになる。これは正解だった。
土踏まずとの境目は屈伸する部分なので途中から剥がれるような気がして心配もしたが、剥がれる前にフェルトが減ってしまうのでまったく問題なかった。
フェルトの減り以外にも靴紐の消耗が激しかった。
登山用の丈夫な物を使っても2ヶ月も経つと切れてしまった。
この頃のアルティメイトを履いている人は皆同じ悩みを抱えていた。
遡行中に岩に触れて傷つくことも多いとは思うが、紐を通す穴が錆びやすいのが原因のようだ。その後のつま先がガードされているモデルは切れにくくなったように思う。
ケチって安物の靴紐にすると数回で切れてしまうので、登山用品店で太い物を買うようにしたほうが倍以上は保ちが良い。
ボクのベストの中には2本くらい靴紐の予備が入っている。
今までに何度も予備に助けられた事がある。
1シーズン使うといくら丈夫なアルティメイトとはいえ、さすがにアッパー部分が痛んでくる。
ボクの場合は安全な場所では川を歩くときに足許はあまり見ないで歩くのだが、靴のつま先がアンテナとして活躍しているのか、頻繁にぶつけて歩くためつま先部分が削れてくる。
2シーズン使ったところで、初代アルティメイトは両足ともつま先の木型が削れ、アッパーのつま先部分も穴が開きそうな程すり切れた。

つま先部分と踵部分の木型にはアクアシールで糸切れを防止した。また、擦れたつま先には革で当てをしたがすぐに剥がれてしまうので、G17ボンドで厚塗りして対応した。
また、靴の内側部分の縫い合わせも切れてめくれてしまった。

痛みが出てくると渓流での使用が心配なため、3シーズン目は本流用に活躍してもらうこととし、減ったフェルトソールの上からスパイク付きフェルトソールを張って使った。
かなりいい加減に張っているのだが不思議と剥がれないものだね。
しかし泥のぬかるみにはまったときに、足を泥から抜こうとしたのが原因で右足シューズのアッパーと木型の縫い糸が切れて剥がれてしまい、4年間のおつとめを終えた。

この剥がれが無ければもう少し使えそうなんだけどなー。残念。
でもかなり長持ちしたと思う。
ここまで履くととても愛着があり、捨てるのもどうかと思い記念に飾ってある。
捨てずにとっておいたおかげで今回は写真が撮れた。こんなところでまた役に立つとは思いもよらなかったなー。
ウエーダーも先割れが標準の時代なので、足袋型の方が慣れ親しんでいた。
ボクが沢登りをはじめた1985年頃、国産ではゴローと秀山荘がウエーディングシューズを売り出しており、ボクの知り合いでこれらを履いている人達も居た。
沢ではボクは鮎足袋を使っていた。ネオプレーン製のもので、安価で軽くて暖かくてソールはしなやかだったので丸い石に乗ってもフリクションが良かった。
全体に柔らかいし、つま先や踵にはガードのようなものは入っていなかったが、ケガをしたことなど全くなかったのは何故だろう?
がっしりとガードされたウエーディングシューズに慣れてしまった今では、鮎足袋は頼りなく思えてしまうのだが。
ウエーディングシューズを初めて履いたのはフライをやるようになってからだ。

1986年頃の写真。丹沢での沢トレ(沢登りの合同練習)と山形での源流遡行。
初めて買ったウエーディングシューズは「アルティメイト」。

捨てずに取っておいた初代アルティメイト
沢田賢一郎さんが履いていたのでこれにしようと思ったのだが、初めて履いたシューズは重く硬く感じられた。
フェルトソールをダブルにしたものだからますます重くなり、まるで鉄下駄のようだ。フリクションも悪いのだが、数回渓流で使ううちに慣れてしまった。
フェルトソールの一番減る部分はつま先で次が踵。春から秋まで釣行日数は50~60日位は履いていたと思う。当初は1足でシーズンをまかなっていたので、シーズン中に3~4回位張り替えたように思う。
フェルトソールは1枚目のつま先部分が元フェルトまで減ってきたら、古い方を剥いで新しいフェルトを元フェルトの上に張り替える。
新しいフェルトを張る前に土踏まず以外の前側と踵に減り止めのステンレスの小さい釘を内側から打っておく。
気休めかもしれないが、多少は減るのが遅くなるようだ。
フェルトの接着にはコニシボンドの「G17」という昔からある黄色いボンドを使っています。
接着方法を間違わなければ剥がれることはなくボクには一番使いやすい。
張り合わされたフェルト同士を元フェルトから剥ぐのは、ゴムの靴底から剥ぐよりも比較的容易なので張り替えは簡単だった。しかしもっと良い方法はないかと考え、減りやすいシューズのつま先側半分と土踏まずの部分を切り離して張ることを思いついた。そうすればつま先側だけ張り替えれば良いことになる。これは正解だった。
土踏まずとの境目は屈伸する部分なので途中から剥がれるような気がして心配もしたが、剥がれる前にフェルトが減ってしまうのでまったく問題なかった。
フェルトの減り以外にも靴紐の消耗が激しかった。
登山用の丈夫な物を使っても2ヶ月も経つと切れてしまった。
この頃のアルティメイトを履いている人は皆同じ悩みを抱えていた。
遡行中に岩に触れて傷つくことも多いとは思うが、紐を通す穴が錆びやすいのが原因のようだ。その後のつま先がガードされているモデルは切れにくくなったように思う。
ケチって安物の靴紐にすると数回で切れてしまうので、登山用品店で太い物を買うようにしたほうが倍以上は保ちが良い。
ボクのベストの中には2本くらい靴紐の予備が入っている。
今までに何度も予備に助けられた事がある。
1シーズン使うといくら丈夫なアルティメイトとはいえ、さすがにアッパー部分が痛んでくる。
ボクの場合は安全な場所では川を歩くときに足許はあまり見ないで歩くのだが、靴のつま先がアンテナとして活躍しているのか、頻繁にぶつけて歩くためつま先部分が削れてくる。
2シーズン使ったところで、初代アルティメイトは両足ともつま先の木型が削れ、アッパーのつま先部分も穴が開きそうな程すり切れた。

つま先部分と踵部分の木型にはアクアシールで糸切れを防止した。また、擦れたつま先には革で当てをしたがすぐに剥がれてしまうので、G17ボンドで厚塗りして対応した。
また、靴の内側部分の縫い合わせも切れてめくれてしまった。

痛みが出てくると渓流での使用が心配なため、3シーズン目は本流用に活躍してもらうこととし、減ったフェルトソールの上からスパイク付きフェルトソールを張って使った。
かなりいい加減に張っているのだが不思議と剥がれないものだね。
しかし泥のぬかるみにはまったときに、足を泥から抜こうとしたのが原因で右足シューズのアッパーと木型の縫い糸が切れて剥がれてしまい、4年間のおつとめを終えた。

この剥がれが無ければもう少し使えそうなんだけどなー。残念。
でもかなり長持ちしたと思う。
ここまで履くととても愛着があり、捨てるのもどうかと思い記念に飾ってある。
捨てずにとっておいたおかげで今回は写真が撮れた。こんなところでまた役に立つとは思いもよらなかったなー。
ちょっとだけ三口
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ティップの役割
キャスティングレンジが広い竿はロッドのティップ部分が太い。
ボクが知っている限りではペゾンもそうだしKenSawadaロッドもそうだし、ジーニアスロッドもそうだ。
キャスティングレンジを幅広くしようと思ったら、ライン負荷によってティップからバットまで竿全体がスムーズに働いてくれなければならない。

2005年初冬。KenSawada「ARランドロック15ft#12」で鮭とファイト中。
しかしティップをただ太くすれば良いってものではなく、ティップが強すぎてはフッキングに問題ができたりするから尚更難しい。
また、ティップの太さとそれに見合ったテーパーデザインがバランス良くとれていなければならないようだ。
ファーストアクションもあればスローアクションもあるし、短いロッドから長いロッドまであるためさまざまなロッドが生まれるのであろう。
巷にはティップの繊細さを追求したフライロッドもあるようだが、この手のロッドはロッドティップがライン負荷に負けやすいのでキャスティングの際に非常に気を遣うことになる。
ティップが繊細な竿は釣り針を沈めて釣るニンフやウエットならばその意図は分からなくもない。しかしこれはあくまでもキャスティングを必要としなければの話だ。
釣り針を捕らえた魚に違和感を与えないようにするために、追従性の良いティップを使うというのは餌釣りなどでは基本だ。しかも強い胴はアワセをしやすくしたり、仕掛けを操作しやすくなる。
ボクは20年ほど前、和竿屋に勤めていたので知っているのだが、黒鯛の「へち竿」というのがある。普通これは極端な9:1アクションで、渓流の餌釣り竿と同じくらいの非常に細いソリッドグラスの穂先になっている。40cm程のグラス部分の穂先に繋がっている胴部分の竹(布袋竹や丸節竹)はテーパーのきつい素材を使用している。非常にしっかりとした強いアクションになっている。
へち釣りの場合、ガン玉と細いハリスを使ってゆっくりと堤防の際を落とし込んでいく。
魚が釣り針を捕らえたことを知るのは糸フケで取る。蟹や貝など硬い餌を黒鯛が捕らえた場合、硬い餌をかみ砕くため糸から伝わる違和感が大きければ魚が吐き出してしまう。そのために非常に繊細な穂先を持っている。
この極端な9:1調子でも、絶妙なアクションにより50cmクラスの黒鯛を掛けても取り込むことが出来る。しっかりとした胴部分は大物に対処するためだ。
穂先が繊細な竿はこういった釣りに適っていると思う。
ところが黒鯛のへち竿にもスローテーパーの胴調子の竿がある。総布袋竹のへち竿だ。
まるでフライロッドのようなアクションで、大物を釣ったら心配になるような細さの竿なのだ。
竿先から手元まで一本の竹を使って真ん中を印籠継ぎ(フライロッドで言うスピゴットジョイント)で繋いでいる。素材の竹は布袋竹というのだが(手元は淡竹を使って太くして握りやすくしてある)、この布袋竹は柔軟性に富み、強靱な竹で、まさに釣り竿用に生まれてきたような竹である。磯の石鯛竿なんかもこの布袋竹で3本半や4本継ぎでこさえてあるし、渓流用の竿の穂先も布袋竹を使っている。
この総布袋竹のへち竿に黒鯛が掛かれば手元から釣り竿が満月に撓る。
食い込みも良く、掛けてからの粘り強い溜めがバラシを少なくするらしいのだ。
これは、スローテーパーのアクションがなせる業であろう。
また、渓流の餌釣り竿とヘラブナ竿とを比較して考えてみたい。
渓流竿は脈釣りなので特に敏感な竿先が要求され、しかも流れる餌を操作するためにしっかりした胴の方が扱いやすい。また、強めの胴が瞬時のアワセをするのにも向いている。
だから7:3調子や8:2調子になる。
ヘラブナ釣りは浮き釣りである。最近は先調子のへら竿もあるようだが、もともとは本調子といって胴に乗ってくる竿だ。
へら竿はスローテーパーロッドで、穂先も真竹の削った物を二枚合わせにしてあり、渓流竿に比較すると太くなっている。
へら竿は浮きでアタリを取るため、しっかりと針アワセできる力を伝えられる竿先が要求される。釣り針から竿先までの間の糸には程々の弛みがあり、渓流の餌釣りほど強い張力が働いておらず、この点はドライフライの釣りと同じだ。
話は随分とそれたが、釣り竿というのはその用途に合わせた全体のバランスが大事で、フライロッドにおいてもその用途にあわせたアクションが必要だと思うのです。
弱すぎるティップは振動を起こしやすくなったりキャスティングレンジが狭くなってしまう。細いティップにすればどうしてもティップアクションになりがちで、極端に細くなると一定の長さのラインしかティップが支えきれなくなってしまうからだ。
ティップアクションが悪いというのではなく、用途に合わせてバランス良いアクションに仕上げてあれば良いと思うのです。
フライロッドでもシューティングヘッド用のロッドは、一定のライン負荷が使いやすいように設計されています。そのほうが、決まった長さのシューティングヘッドを投げるのに都合がよいからでしょう。もちろんバランスの良いティップアクションロッドはプログレッシブに力が伝達してくれる為、その許容範囲がとても広くなっている。
フライロッドはキャスティングが重要な要素を締めています。だから渓流などフルラインを使う釣りであれば尚更幅広いレンジに対応できるキャスティング能力が重要だと思うのです。
キャスティングの技術を引き出せるのは優れたアクションのロッドであればこそ。これも使いやすさを追求した結果だと思うのです。フライロッドの本質とはここにあるのではないでしょうか。
しかしキャスティング重視のロッドが釣り道具として最高で、これ以外の物はダメですということではありません。
アンティークなロッドなどはそれぞれにいろんな個性があるようですが、その事を理解した上で楽しむ釣りも面白いと思います。所詮遊びですから自分が楽しめれば良いということですね。
例えてみれば、ミニクーパーを選ぶかNSXを選ぶかみたいな事でしょうか。
高性能のクルマやロッドであれば、技術が無くても早く走れたり、遠くまで飛ばすことは出来ます。
しかし性能をフルに出し切って貰うためには高度な技術があってこそです。技術があって始めてどちらの個性も引き立てられるってものではないでしょうか。
ボクが知っている限りではペゾンもそうだしKenSawadaロッドもそうだし、ジーニアスロッドもそうだ。
キャスティングレンジを幅広くしようと思ったら、ライン負荷によってティップからバットまで竿全体がスムーズに働いてくれなければならない。

2005年初冬。KenSawada「ARランドロック15ft#12」で鮭とファイト中。
しかしティップをただ太くすれば良いってものではなく、ティップが強すぎてはフッキングに問題ができたりするから尚更難しい。
また、ティップの太さとそれに見合ったテーパーデザインがバランス良くとれていなければならないようだ。
ファーストアクションもあればスローアクションもあるし、短いロッドから長いロッドまであるためさまざまなロッドが生まれるのであろう。
巷にはティップの繊細さを追求したフライロッドもあるようだが、この手のロッドはロッドティップがライン負荷に負けやすいのでキャスティングの際に非常に気を遣うことになる。
ティップが繊細な竿は釣り針を沈めて釣るニンフやウエットならばその意図は分からなくもない。しかしこれはあくまでもキャスティングを必要としなければの話だ。
釣り針を捕らえた魚に違和感を与えないようにするために、追従性の良いティップを使うというのは餌釣りなどでは基本だ。しかも強い胴はアワセをしやすくしたり、仕掛けを操作しやすくなる。
ボクは20年ほど前、和竿屋に勤めていたので知っているのだが、黒鯛の「へち竿」というのがある。普通これは極端な9:1アクションで、渓流の餌釣り竿と同じくらいの非常に細いソリッドグラスの穂先になっている。40cm程のグラス部分の穂先に繋がっている胴部分の竹(布袋竹や丸節竹)はテーパーのきつい素材を使用している。非常にしっかりとした強いアクションになっている。
へち釣りの場合、ガン玉と細いハリスを使ってゆっくりと堤防の際を落とし込んでいく。
魚が釣り針を捕らえたことを知るのは糸フケで取る。蟹や貝など硬い餌を黒鯛が捕らえた場合、硬い餌をかみ砕くため糸から伝わる違和感が大きければ魚が吐き出してしまう。そのために非常に繊細な穂先を持っている。
この極端な9:1調子でも、絶妙なアクションにより50cmクラスの黒鯛を掛けても取り込むことが出来る。しっかりとした胴部分は大物に対処するためだ。
穂先が繊細な竿はこういった釣りに適っていると思う。
ところが黒鯛のへち竿にもスローテーパーの胴調子の竿がある。総布袋竹のへち竿だ。
まるでフライロッドのようなアクションで、大物を釣ったら心配になるような細さの竿なのだ。
竿先から手元まで一本の竹を使って真ん中を印籠継ぎ(フライロッドで言うスピゴットジョイント)で繋いでいる。素材の竹は布袋竹というのだが(手元は淡竹を使って太くして握りやすくしてある)、この布袋竹は柔軟性に富み、強靱な竹で、まさに釣り竿用に生まれてきたような竹である。磯の石鯛竿なんかもこの布袋竹で3本半や4本継ぎでこさえてあるし、渓流用の竿の穂先も布袋竹を使っている。
この総布袋竹のへち竿に黒鯛が掛かれば手元から釣り竿が満月に撓る。
食い込みも良く、掛けてからの粘り強い溜めがバラシを少なくするらしいのだ。
これは、スローテーパーのアクションがなせる業であろう。
また、渓流の餌釣り竿とヘラブナ竿とを比較して考えてみたい。
渓流竿は脈釣りなので特に敏感な竿先が要求され、しかも流れる餌を操作するためにしっかりした胴の方が扱いやすい。また、強めの胴が瞬時のアワセをするのにも向いている。
だから7:3調子や8:2調子になる。
ヘラブナ釣りは浮き釣りである。最近は先調子のへら竿もあるようだが、もともとは本調子といって胴に乗ってくる竿だ。
へら竿はスローテーパーロッドで、穂先も真竹の削った物を二枚合わせにしてあり、渓流竿に比較すると太くなっている。
へら竿は浮きでアタリを取るため、しっかりと針アワセできる力を伝えられる竿先が要求される。釣り針から竿先までの間の糸には程々の弛みがあり、渓流の餌釣りほど強い張力が働いておらず、この点はドライフライの釣りと同じだ。
話は随分とそれたが、釣り竿というのはその用途に合わせた全体のバランスが大事で、フライロッドにおいてもその用途にあわせたアクションが必要だと思うのです。
弱すぎるティップは振動を起こしやすくなったりキャスティングレンジが狭くなってしまう。細いティップにすればどうしてもティップアクションになりがちで、極端に細くなると一定の長さのラインしかティップが支えきれなくなってしまうからだ。
ティップアクションが悪いというのではなく、用途に合わせてバランス良いアクションに仕上げてあれば良いと思うのです。
フライロッドでもシューティングヘッド用のロッドは、一定のライン負荷が使いやすいように設計されています。そのほうが、決まった長さのシューティングヘッドを投げるのに都合がよいからでしょう。もちろんバランスの良いティップアクションロッドはプログレッシブに力が伝達してくれる為、その許容範囲がとても広くなっている。
フライロッドはキャスティングが重要な要素を締めています。だから渓流などフルラインを使う釣りであれば尚更幅広いレンジに対応できるキャスティング能力が重要だと思うのです。
キャスティングの技術を引き出せるのは優れたアクションのロッドであればこそ。これも使いやすさを追求した結果だと思うのです。フライロッドの本質とはここにあるのではないでしょうか。
しかしキャスティング重視のロッドが釣り道具として最高で、これ以外の物はダメですということではありません。
アンティークなロッドなどはそれぞれにいろんな個性があるようですが、その事を理解した上で楽しむ釣りも面白いと思います。所詮遊びですから自分が楽しめれば良いということですね。
例えてみれば、ミニクーパーを選ぶかNSXを選ぶかみたいな事でしょうか。
高性能のクルマやロッドであれば、技術が無くても早く走れたり、遠くまで飛ばすことは出来ます。
しかし性能をフルに出し切って貰うためには高度な技術があってこそです。技術があって始めてどちらの個性も引き立てられるってものではないでしょうか。
鯖
愛妻から頂きました。今年は「鯖チョコ」
包装を開けたところ、「オー今年もこいつか!」と思いつつ「んっ?」
妻に「この魚何?」と聞かれた。
ボク曰く「さば」
グリーンバックと模様がヤマメやイワナと思ったらしいのだが・・
確かに顔だけ見ればヤマメに見えなくもないな。
まぁ鯖でもなんでも嬉しいものだよ。
釣り好きな旦那が喜ぶようにと選んでくれるんだからね。
去年は「鮭チョコ」で一昨年は「サーモン枕」
なかなかナイスでしょ、妻もチョコも。



今年の「鯖チョコ」

昨年の「鮭チョコ」と一昨年のサーモン枕」
包装を開けたところ、「オー今年もこいつか!」と思いつつ「んっ?」
妻に「この魚何?」と聞かれた。
ボク曰く「さば」
グリーンバックと模様がヤマメやイワナと思ったらしいのだが・・
確かに顔だけ見ればヤマメに見えなくもないな。
まぁ鯖でもなんでも嬉しいものだよ。
釣り好きな旦那が喜ぶようにと選んでくれるんだからね。
去年は「鮭チョコ」で一昨年は「サーモン枕」
なかなかナイスでしょ、妻もチョコも。



今年の「鯖チョコ」

昨年の「鮭チョコ」と一昨年のサーモン枕」
堂々
久しぶりの渓流で
2003年最後のヤマメ
いざ出陣
ボクがフライロッドに求めること
ボクが渓流用のフライロッドに求めることは、キャスティングレンジが広いことだけではなく、魚を釣る為の性能を併せ持ったアクションを求めている。
大物を釣ることを一番に考えているので、どうしてもシビアにならざるを得ない。

Pezon et michel「スーパーマーベルMk2 7'2"#4/5」
ボクの場合は渓流では#10サイズのドライフライを使い、離れた距離から釣りをするスタイルなので、例え3番ライン用のロッドでもキャスティング性能が高い方がよい。
もちろん3番ラインでは近距離がメインの釣りになるのだが、いざとなったら20mは狙えなければ物足りない。
キャスティング性能が高いから、思ったところにコントロールできるのであって、その楽しみがボクのフライフィッシングには必要不可欠だからだ。また、フッキングの良さやバラしにくさなども兼ね備えていなければならない。
その他にもキャスティングの感触が善い事なども、楽しむ上で重要なファクターだ。
そんな訳でペゾンのバンブーロッドを使ったり、KenSawadaのアルティスタシリーズを使うことになるのだが、これらのロッドを使って釣りをするのはとても楽しい。
近年はカーボン素材も進化しているので、もっと軽くて飛ばしやすいロッドもあるのだろうが、渓流に関してはこれらのロッド達で充分すぎる性能だと思っている。
また、Oldロッドを使って、キャスティング性能を重視せずともそのロッドを使った釣りの雰囲気を楽しみたいと思うこともある。
実はボクも英国製のOldロッドを二本ばかり持っている。
7ft#4のティップがぶっといスローテーパーロッドと、8’9”#5の繊細なティップを持ったきつめのテーパーのロッドだ。
どちらの竿もキャスティングに癖があるロッドなのだが、両方とも20mは楽に飛ばすことが出来る。
これはこれで、釣果を気にしないでのんびりと楽しみたいときに使うようにしている。

英国製Oldロッド7ft
いっぽう、本流のパワーウエットではキャスティング性能を特に重視している。
どんなに頑張っても届かないポイントもあったり、強風の中で遠くまでフライを投げなければならなかったりと、キャスティング性能が高ければ高いほど良いと思っている。

KenSawada「SS1712D 17ft#12」
ボクの場合は今のところこのくらいの基準で竿を選んでいるが、人によっては、幅広いキャスティング性能を求めるよりも、釣り方に合わせた使いやすさを第一に考える方もいるようだ。
ボクはやらないが超ロングリーダーを使っての釣りや極細糸を用いた小さいフライの釣りなどでは、キャスティング性能を犠牲にして別な部分を重視した、ティップが繊細なロッドもあるようだ。
いずれにせよ、さまざまなスタイルに合わせていろんなアクションの釣り竿があるから、釣り竿って奥が深いですね。
大物を釣ることを一番に考えているので、どうしてもシビアにならざるを得ない。

Pezon et michel「スーパーマーベルMk2 7'2"#4/5」
ボクの場合は渓流では#10サイズのドライフライを使い、離れた距離から釣りをするスタイルなので、例え3番ライン用のロッドでもキャスティング性能が高い方がよい。
もちろん3番ラインでは近距離がメインの釣りになるのだが、いざとなったら20mは狙えなければ物足りない。
キャスティング性能が高いから、思ったところにコントロールできるのであって、その楽しみがボクのフライフィッシングには必要不可欠だからだ。また、フッキングの良さやバラしにくさなども兼ね備えていなければならない。
その他にもキャスティングの感触が善い事なども、楽しむ上で重要なファクターだ。
そんな訳でペゾンのバンブーロッドを使ったり、KenSawadaのアルティスタシリーズを使うことになるのだが、これらのロッドを使って釣りをするのはとても楽しい。
近年はカーボン素材も進化しているので、もっと軽くて飛ばしやすいロッドもあるのだろうが、渓流に関してはこれらのロッド達で充分すぎる性能だと思っている。
また、Oldロッドを使って、キャスティング性能を重視せずともそのロッドを使った釣りの雰囲気を楽しみたいと思うこともある。
実はボクも英国製のOldロッドを二本ばかり持っている。
7ft#4のティップがぶっといスローテーパーロッドと、8’9”#5の繊細なティップを持ったきつめのテーパーのロッドだ。
どちらの竿もキャスティングに癖があるロッドなのだが、両方とも20mは楽に飛ばすことが出来る。
これはこれで、釣果を気にしないでのんびりと楽しみたいときに使うようにしている。

英国製Oldロッド7ft
いっぽう、本流のパワーウエットではキャスティング性能を特に重視している。
どんなに頑張っても届かないポイントもあったり、強風の中で遠くまでフライを投げなければならなかったりと、キャスティング性能が高ければ高いほど良いと思っている。

KenSawada「SS1712D 17ft#12」
ボクの場合は今のところこのくらいの基準で竿を選んでいるが、人によっては、幅広いキャスティング性能を求めるよりも、釣り方に合わせた使いやすさを第一に考える方もいるようだ。
ボクはやらないが超ロングリーダーを使っての釣りや極細糸を用いた小さいフライの釣りなどでは、キャスティング性能を犠牲にして別な部分を重視した、ティップが繊細なロッドもあるようだ。
いずれにせよ、さまざまなスタイルに合わせていろんなアクションの釣り竿があるから、釣り竿って奥が深いですね。
ボクの渓流用オールラウンドロッド
通常はドライかウエットどちらかに決めて釣りをする場合の方が多いのだが、状況次第では両方の釣りを行う場合がある。
ドライとウエット両方に使う場合のロッドはスローアクションを選ぶのだが、あまりにスローだとドライフライのキャスティングに支障が出てくるので長いロッドは使わない。7’7”~8’6”くらいがちょうど良いように思う。

Pezon et michel「コロラド7'7"#4/5」とヤマメ。雪代の残る渓をウエットで釣り上がった。
以前、ペゾンのスーパーマーベルでドライフライの釣りをしていて、ドライで捕れなかった魚に対してダウンでウエットフライを試したことがあった。スーパーマーベルは7’2”のファストアクションでドライフライ向きの竿なのだが、バンブーなので魚の食い込みは悪くなかったと思う。ところがフッキングした魚は途中でばれてしまった。
ボク的にはドライフライロッドにウエットっていうのがなんとなく納得できなかったので悔しくはなかった。魚もそれほど大きくもなかったし。仮に尺ヤマメが釣れたとしてもスッキリしなかったはずだ。
それ以来、ドライフライアクションの竿はドライフライ専用として使っている。
変なこだわりだとは思うが、曲がったことが嫌いな性格なのだろう。
さて、どんな場合に両方使えるロッドを選ぶかというと、まずは雪代が入る前の春の渓。この頃は陽気が良ければドライの釣りをするが、気温の変化等により沈めた方が良くなる場合も多い。そんな時は両方使えるロッドは助かる。
次はイブニングライズを狙うとき。
多くの人がそうだと思うが、最初にドライで初め、反応が悪くなるとウエットに変える。
あとは雨降りで濁りがある場合、もしくは濁りが出そうな場合。初めからドライが無理な濁りであればウエットにするが、少しの濁りであればドライフライでも釣れるためドライの釣りをする。しかし濁りがきつくなると水面下の方が良くなるので、そういった事を想定してロッドを選ぶ。
また、イワナの源流を川通しで一日中釣り歩く場合などは、両方の釣りを楽しみたくなるのでどちらにも使えるロッドを選ぶ。

真夏の源流のイワナ釣り。Pezon et michel「ポルティエール7'1"#4」を使用。Photo by Mr.J.K
ラインはロッドに合わせてWF-4F~6Fを使うが、#4/5・#5/6と二番手に対応するロッドであれば換えスプールを持参してドライとウエットで使い分けるときもある。
この辺りもまめな性格なんですよ。もう少しいい加減なほうが良いこともありそうですけどね。治りそうもありません・・・
ドライとウエット両方に使う場合のロッドはスローアクションを選ぶのだが、あまりにスローだとドライフライのキャスティングに支障が出てくるので長いロッドは使わない。7’7”~8’6”くらいがちょうど良いように思う。

Pezon et michel「コロラド7'7"#4/5」とヤマメ。雪代の残る渓をウエットで釣り上がった。
以前、ペゾンのスーパーマーベルでドライフライの釣りをしていて、ドライで捕れなかった魚に対してダウンでウエットフライを試したことがあった。スーパーマーベルは7’2”のファストアクションでドライフライ向きの竿なのだが、バンブーなので魚の食い込みは悪くなかったと思う。ところがフッキングした魚は途中でばれてしまった。
ボク的にはドライフライロッドにウエットっていうのがなんとなく納得できなかったので悔しくはなかった。魚もそれほど大きくもなかったし。仮に尺ヤマメが釣れたとしてもスッキリしなかったはずだ。
それ以来、ドライフライアクションの竿はドライフライ専用として使っている。
変なこだわりだとは思うが、曲がったことが嫌いな性格なのだろう。
さて、どんな場合に両方使えるロッドを選ぶかというと、まずは雪代が入る前の春の渓。この頃は陽気が良ければドライの釣りをするが、気温の変化等により沈めた方が良くなる場合も多い。そんな時は両方使えるロッドは助かる。
次はイブニングライズを狙うとき。
多くの人がそうだと思うが、最初にドライで初め、反応が悪くなるとウエットに変える。
あとは雨降りで濁りがある場合、もしくは濁りが出そうな場合。初めからドライが無理な濁りであればウエットにするが、少しの濁りであればドライフライでも釣れるためドライの釣りをする。しかし濁りがきつくなると水面下の方が良くなるので、そういった事を想定してロッドを選ぶ。
また、イワナの源流を川通しで一日中釣り歩く場合などは、両方の釣りを楽しみたくなるのでどちらにも使えるロッドを選ぶ。

真夏の源流のイワナ釣り。Pezon et michel「ポルティエール7'1"#4」を使用。Photo by Mr.J.K
ラインはロッドに合わせてWF-4F~6Fを使うが、#4/5・#5/6と二番手に対応するロッドであれば換えスプールを持参してドライとウエットで使い分けるときもある。
この辺りもまめな性格なんですよ。もう少しいい加減なほうが良いこともありそうですけどね。治りそうもありません・・・
初秋のヤマメ2
キャス練07.2.9
SFメジャーとイワナ

ロッドはKenSawada「SFメジャー9'9"#5」。ウエットフライ専用ロッドなので、長くて非常にしなやか。ウエット専門で攻めるときは迷わずこのロッドを選ぶ。

5番ライン用ロッドなのだが#6番のウエットフライをドロッパー付きで二個付けても余裕のキャスティングが出来る。フッキングを重視しているため先端から全体の2/3がとても柔軟になっている。大物を掛けると全体が満月に撓るため取り込みに多少時間は掛かるが、バット部分が強くなっているため持ちこたえることが出来る。
渓流のアップストリームと広めの川のダウンストリームどちらの釣りにも使いやすいロッド。