初冬の鮭釣り

2005年12月11日。青森県の奥入瀬川で2006年から実施する予定の鮭釣りの事前調査が1ヶ月半程行われた。当日は前日からの雪で一足早く雪景色になった。

この川の鮭は岸よりの浅い場所に群れているので岸から静かに釣る。ARマキシマでウエットフライの釣りと同じスタイルで釣る。

場所を移動して誰もいない静かな流れで釣る。鮭は手前にいるのでキャスティングの必要性は全くないのだが、サーモンはダブルハンドで釣りたかった。ARランドロックに#12インターミディエイトラインを選択。フライは使い古しのチューブフライを使った。

もうすっかりブナ状態。ほとんどの鮭は体も鰭もボロボロになっている。この鮭は綺麗なほうだ。
2005年の締め

2005年9月30日。禁漁前日だから2005年の締めくくりをしておかなければと思い、午後に時間を取って2時間ほどの釣りだった。9月は産卵間近なので警戒心が非常に強い。思い切りシビアだが、アプローチとプレゼンテーションさえ完璧ならばフライを捕らえてくれる。〆に相応しいヤマメが釣れてくれた。ストロボ点灯しているので味気ない写真になってしまった。
3カット

2005年9月24日、この時期にしてはとても美しいヤマメが釣れた。

顔を入れて撮るとこんな感じ。

全体を撮るとこんな感じ。コンデジの広角側で撮影すると画像が湾曲する歪曲収差が現れランディングネットのフレームが幅広く写る。若干望遠側にして撮影すると収差が少なくなるのだろうか?。
斜め45度
夕方のヤマメ

2005年9月5日夕方。曇天や夕方の釣りなどには一眼レフ用のレンズに「smc PENTAX-M50mm F1.7」を装着する。 多少暗くても、f1.7絞り解放だとストロボ無しでもなんとか対応できるので重宝している。絞り解放ではボケ過ぎて曖昧になるため、できれば1段くらいは絞りたいところだ。このヤマメは絞り解放で、シャッタースピード1/30で撮影したものと思われる。

こちらはPENTAX OptioーWP(初期モデル)で撮影したもの。ストロボが点くと雰囲気が変わる。
シビアなヤマメ

2005年9月4日。#10のフライを見切った奴。スピナーもテレストリアルもダメ。色を変えてもダメ。時間を置いて#14ランズパティキュラで再度チャレンジし、ようやく食わせることが出来た。一投目にミスをした事で厳しい戦いとなった。ロッドはKS ARオリエンタル7’2”

写真を撮影している間に変色してきた。

ランディングネットのグリップには役目を終えたランズパティキュラが休んでいる。
息遣い

2005年9月3日。餌だと思って食べてしまったが、突然の衝撃が走る。あらぬ方向に引っ張られ、何が何だか判っていない。散々暴れたあげく自由が拘束されてしまった。横たわりながら少しだけ落ち着いて状況を判断してみる。まだ吐息は荒い。

大きいネットだとこの程度の魚では大きく見えない。

イワナも太くなっている。

ワイルドキャナリー#10炸裂。

トップ画像の魚。タックルはKS ARインベンション7'7"#4/5 SUSSEXリールSU45にKenSawadaARラインWF-4Fを使用。
ライズの主2

2005年8月後半。この魚は堂々とライズしていた。しかしキャスティングスペースはボサの中。少しのミスで全てが終わってしまう。精神を集中し、一度きりのフォルスキャストで一発勝負のプレゼンテーション。成功すれば躊躇いもなくフライをくわえる。日頃のキャスティング練習の成果の見せ所。その甲斐あって運良くライズの主を仕留めることができた。35cm。
2005年夏、渇水の渓で遊ぶ

2005年8月6日。雨が降らない日が続き、夏真っ盛り。何処の渓も渇水のため、山奥の沢に入った。
たぶん天然であろう美しいイワナたちが遊んでくれた。

一時釣り荒れてしまい足が遠ざかっていた渓へ来てみた。今日は英国のOldバンブー7ftの使い始めだ。のんびりと楽しもう。
ラインは#5を乗せてみた。キャスティング能力は問題ない。
数年ぶりに入ったのだが、すぐにイワナが反応してくれた。ひとまず安心だ。

少し上流に車で移動してみた。いつもはここまで来たことがない。
ロッドはペゾンのポルティエールに換えた。この竿はスローアクションの為、キャスティングをじっくりと味わうことができる。こういった釣りには最適なロッドだ。

トップページおよび、ひとつ上の魚と同じイワナ。目の覚めるようなオレンジが美しい。真夏の日差しと相まってラテンの雰囲気を覚えてしまう。

更に上流へ車で移動。沢はかなり幅が狭くなる。ロッドはペゾンスーパーマーベルMK1に換えた。このロッドは先程までの竿とはうって変わってファストアクション。枝の張り出しをかわしながら小気味良くキャスティングできる。

下流部のイワナと斑点が違ってきた。うっすらとオレンジがかった、大きめのいびつな斑点は普段見慣れているイワナとは異質だ。

小さい沢の中でも大きめの溜まりは大物が期待できる。思った通りこの日一番のイワナが釣れた。

自然の美しさに酔いしれることが出来た最高の一日だった。
2005年の夏休み三日間の彷徨

2005年7月。22日から24日まで釣り仲間とあちらこちらと渓を彷徨った。釣り仲間もボクもバンブーロッド愛好者だ。ボクは所有しているペゾンを数本持ち出してきた。ペゾンで三日間釣り歩くつもりだ。初日は夏らしい良い天気。
この渓では、ボクが一番信頼しているドライフライロッド、ペゾン「スーパーマーベルMk2」を使う。
最初に入った美しい渓流でワイルドキャナリー#10に出たヤマメ。

7月22日の夕方。イブニングもやることになった。
ロッドはペゾン「ファリオクラブ」を使う。
渓流では最近出番が少なかったが、開けた渓流でのびのびラインを出せる渓流にはピッタリだ。
はじめての場所だったので早めに入渓したのだが、激戦区のため非常にシビア。ファリオクラブには物足りないサイズのイワナだった。イブニングも大物には会えなかった。

二日目。朝から深い森の渓流へと分け入る。真夏の渓は実に爽快だ。
この日は先日お嫁に行ってしまったペゾン「コロラド」でイワナ釣り。
ランディングネットは昨日と違いBRODIN「ブルック」を持って入った。
イワナ釣りの時にはこのネットを使うことが多い。

最終日はのんびりとやる予定だった。
ここでは幻のペゾン「スーパーマーベルMK1」を使用。
ライン番手は#4。典型的なドライフライアクションで、Mk2よりも近距離が得意。
お昼過ぎに入渓した渓はイワナの魚影もそこそこで楽しめた。

今日は曇り空のため、渓筋では露光が少ない。ストロボ無しで撮影する方が好きなのでスローシャッターだ。

まだ3時前なのに両岸が屹立した渓筋は明るくない。ストロボも使ったがどうも味気ない。この写真はぶれているが雰囲気が出ているかな?
この魚が3日間の〆のイワナとなった。