ラバーソールに滑り止め
昨年からラバーソールのウエーディングシューズを使ってます。
昨年はアクアステルスでしたが、今年はビブラムも併用します。
昨年初めてラバーソールデビューしましたが、その食いつきに驚愕しました。
グリップが効くところは、つんのめるくらい効きます。
今までは滑るのを想定した足運びをしていたらしく、同じように歩くとビタッと食いついちゃうので、つんのめっちゃうんです(笑
でもヌルにはめっちゃ弱い。
滑る時は、普通のスニーカーで川を歩いた時のように体重が掛かった瞬間に、あっという間もなくいきなり滑り出します。
その恐怖を知ると、滑りやすそうな場面では慎重にならざるを得ません。

そこで今年は、SIMMSで出してるアルミ製のスタークリートを買いましたぜ!
ハードバイトも良いらしいですが、アルミは柔らかいため丸い石にも効くらしいとか。
渓流を歩くにはアルミの方が良いと思い、注文していたのが先日届きました。

SIMMSのヘッドウォーターに打ちます。
打つ場所を考えなけりゃなりません。
酔っ払い状態ですが、かえって思い切りがよく出来そうです(笑
足捌きを考え、最初の一手は親指の付け根から土踏まず寄りの膨らんだ部分。
ここは体重を支えるのに一番踏ん張れる場所。
次は、着地する時に最初に接地するかかと部分ですが、さて、何処に打ちましょう?
スタークリーツは14個入りなので片足7個分。
微妙に足り無そうな数です。
買い足すつもりは今のところ無いので、有る数で最良の配置を考えなければなりません。超楽しそう(笑

二手打ちました。

三手目はここにしました。

四手目。
四手目と五手目は三手目と連動して考え、前側は体重を支えるポイント重視で決まりです。
減り止めは考えませんでした。
何故ならラバーソールはフェルトよりも減らないらしいので、グリップ重視にしました。
残るスタークリーツは2個。
さぁて、ここからが難題です。ふむ~・・・(笑
石から石に乗り移る時に滑るのが一番恐怖!
僕の場合着地は、土踏まずを中心にしてその前後です。

とりあえず踵の中心に六手目。
本来なら踵の左右に打ちたいところです。

最後の七手目!
土踏まず付近に一つ欲しかったので、ここに決めました。
あと片足分四個あれば完璧だったかな。
でも、効く川では打って無くても問題ないので、補助的に考えれば充分かもしれないですね。
でもせめてあと1個欲しい。
まぁとりあえずこれで使ってみますわ。追伸:昨日、愛知の平岩さんから、スタッドの事で連絡を頂いた。
スパイク付きのシューズで渓流を歩くと、金属音がするため魚が察知して逃げてしまうよと。
そうだよね、滑り対策の事しかなくすっかり忘れてました(汗
そういえばシャルル・リッツもスパイク付きのシューズを履いてはいけないと、フライフィッシャーズライフに書いてあったような。
今年、釣果が落ちたらシューズの所為にできる(笑
とりあえず使ってみますわ。
昨年はアクアステルスでしたが、今年はビブラムも併用します。
昨年初めてラバーソールデビューしましたが、その食いつきに驚愕しました。
グリップが効くところは、つんのめるくらい効きます。
今までは滑るのを想定した足運びをしていたらしく、同じように歩くとビタッと食いついちゃうので、つんのめっちゃうんです(笑
でもヌルにはめっちゃ弱い。
滑る時は、普通のスニーカーで川を歩いた時のように体重が掛かった瞬間に、あっという間もなくいきなり滑り出します。
その恐怖を知ると、滑りやすそうな場面では慎重にならざるを得ません。

そこで今年は、SIMMSで出してるアルミ製のスタークリートを買いましたぜ!
ハードバイトも良いらしいですが、アルミは柔らかいため丸い石にも効くらしいとか。
渓流を歩くにはアルミの方が良いと思い、注文していたのが先日届きました。

SIMMSのヘッドウォーターに打ちます。
打つ場所を考えなけりゃなりません。
酔っ払い状態ですが、かえって思い切りがよく出来そうです(笑
足捌きを考え、最初の一手は親指の付け根から土踏まず寄りの膨らんだ部分。
ここは体重を支えるのに一番踏ん張れる場所。
次は、着地する時に最初に接地するかかと部分ですが、さて、何処に打ちましょう?
スタークリーツは14個入りなので片足7個分。
微妙に足り無そうな数です。
買い足すつもりは今のところ無いので、有る数で最良の配置を考えなければなりません。超楽しそう(笑

二手打ちました。

三手目はここにしました。

四手目。

減り止めは考えませんでした。
何故ならラバーソールはフェルトよりも減らないらしいので、グリップ重視にしました。
残るスタークリーツは2個。
さぁて、ここからが難題です。ふむ~・・・(笑
石から石に乗り移る時に滑るのが一番恐怖!
僕の場合着地は、土踏まずを中心にしてその前後です。

とりあえず踵の中心に六手目。
本来なら踵の左右に打ちたいところです。

最後の七手目!
土踏まず付近に一つ欲しかったので、ここに決めました。
あと片足分四個あれば完璧だったかな。
でも、効く川では打って無くても問題ないので、補助的に考えれば充分かもしれないですね。
でもせめてあと1個欲しい。
まぁとりあえずこれで使ってみますわ。追伸:昨日、愛知の平岩さんから、スタッドの事で連絡を頂いた。
スパイク付きのシューズで渓流を歩くと、金属音がするため魚が察知して逃げてしまうよと。
そうだよね、滑り対策の事しかなくすっかり忘れてました(汗
そういえばシャルル・リッツもスパイク付きのシューズを履いてはいけないと、フライフィッシャーズライフに書いてあったような。
今年、釣果が落ちたらシューズの所為にできる(笑
とりあえず使ってみますわ。
ウエーディングシューズその後(PMD編)
先週末の釣行二日目で左シューズが壊れました。
左サイドがパックリといき中から足がはみ出ます。こうなっては再起不能です。
右シューズはまだいけそうなので残念です。
でももう一足同じPMDがあるので次回からはそちらの登場です。

お疲れさまでした。
左サイドがパックリといき中から足がはみ出ます。こうなっては再起不能です。
右シューズはまだいけそうなので残念です。
でももう一足同じPMDがあるので次回からはそちらの登場です。

お疲れさまでした。
ウエーディングシューズその後

FoxFireはかなりボロボロ状態になってしまった。

つま先のカップもモロ見えで、割れも出来ている。

皮革の部分も擦り切れている。

ナイロン部分も避けてしまった。

サイド部分のフェルトは減って木型がでてしまった。フェルトが残っているうちは平坦な川だとまだ使えそうなので履けるだけ履こうと思う。
リバレイPMDも、だんだんやばくなってきた。

つま先が切れたのでボンドで厚塗り補修。

左足のソールが踵から土踏まずまで剥がれたので、ボンドで修理。いつまで保つか不安が残る。
履きつぶそうと思いつつ、あまり出番がなかったアルティメイト。
Foxやリバレイに比べれば、アッパーがまだまだ大丈夫そうなのでフェルトを張ることにした。

つま先は木型が出始めていたが、上手くフェルトがくっついてくれた。
リバレイPMD「WD700」
ボクの一番のお気に入りウエーディングシューズがこれ。
今は廃盤になっている。購入したときも在庫処分のため格安で売っていた。現在は二足持っているのだが、1足目を履いてみて気に入ったため、1年ほどしてからまた見つけて購入した。
1足目はFoxFireと比較するためにフェルトはダブルにせずそのまま使用した。2004年はFoxFireの方が、出番が多かったためフェルトは1シーズン半使うことができた。しかしフェルトのグリップは今ひとつでその割に減りが早い気がした。
フェルトの張り替えはメーカーに依頼した。
もとは白いフェルトだったが、張り替え修理が終えて戻ってきたときには黒いフェルトになってきた。こちらはまだ使わないで予備用になっている。

1足目を修理している間に二足目を使用しはじめた。こちらはフェルトをダブルにしている。

このシューズは軽量でソールもしなやかだ。ダナーの機能性とラッセルの雰囲気を併せ持ったような感じで気に入っている。
ソール幅は広すぎずちょうど良いため、へつりの時など狭いスタンスに立つ時も使いやすく感じる。
アッパーは丈夫なコーデュラナイロンとヌバックレザーを使っている。
レザー部分が幅広にしてあるので、強度も申し分ない。
ケブラー糸で縫ってあるようだが、擦れる部分はどうしても糸切れが起きる。
擦れそうなところはアクアシールであらかじめ塗ってあるのだが、それでも完全にはガードしきれない。
靴紐のホールも上部はフックになっているので、締め付けやすくなっている。

昨年はメインシューズとして使った。
ボクは釣りに行くときに常に2足のシューズをクルマに積んである。
何足ものシューズを使い回すとフェルトも長持ちするので、渓相によって使い分けるのだ。
一番信頼しているシューズなので、山岳渓流に行くときはこのシューズを履くことになる。
廃盤なので復活してくれるようお願いしたい。
フェアリーグッドフィッシャーにも似たようなシューズがあったようなので良さそうに思っている。まだ数年は買わなくても良いくらいシューズがあるのだが、このシューズは大事に履きたいと思っている。
今は廃盤になっている。購入したときも在庫処分のため格安で売っていた。現在は二足持っているのだが、1足目を履いてみて気に入ったため、1年ほどしてからまた見つけて購入した。
1足目はFoxFireと比較するためにフェルトはダブルにせずそのまま使用した。2004年はFoxFireの方が、出番が多かったためフェルトは1シーズン半使うことができた。しかしフェルトのグリップは今ひとつでその割に減りが早い気がした。
フェルトの張り替えはメーカーに依頼した。
もとは白いフェルトだったが、張り替え修理が終えて戻ってきたときには黒いフェルトになってきた。こちらはまだ使わないで予備用になっている。

1足目を修理している間に二足目を使用しはじめた。こちらはフェルトをダブルにしている。

このシューズは軽量でソールもしなやかだ。ダナーの機能性とラッセルの雰囲気を併せ持ったような感じで気に入っている。
ソール幅は広すぎずちょうど良いため、へつりの時など狭いスタンスに立つ時も使いやすく感じる。
アッパーは丈夫なコーデュラナイロンとヌバックレザーを使っている。
レザー部分が幅広にしてあるので、強度も申し分ない。
ケブラー糸で縫ってあるようだが、擦れる部分はどうしても糸切れが起きる。
擦れそうなところはアクアシールであらかじめ塗ってあるのだが、それでも完全にはガードしきれない。
靴紐のホールも上部はフックになっているので、締め付けやすくなっている。

昨年はメインシューズとして使った。
ボクは釣りに行くときに常に2足のシューズをクルマに積んである。
何足ものシューズを使い回すとフェルトも長持ちするので、渓相によって使い分けるのだ。
一番信頼しているシューズなので、山岳渓流に行くときはこのシューズを履くことになる。
廃盤なので復活してくれるようお願いしたい。
フェアリーグッドフィッシャーにも似たようなシューズがあったようなので良さそうに思っている。まだ数年は買わなくても良いくらいシューズがあるのだが、このシューズは大事に履きたいと思っている。
FoxFire「ストリームウォーカーⅤ」
このウエーディングシューズは行きつけのフライショップのオーナーが履いており、絶賛するものだから使ってみたくなった。
ボクは2004年の春に買ったのだが、この年は他にもリバレイPMDの新品シューズと3シーズン目のアルティメイトも同時に履いた。ほかにも中古で買ったラッセルも履いてみたり、ダナーもたまに履いたりと、それぞれの特徴を比べることが出来た。
FoxFireのストリームウォーカーシリーズは歴史が長いようで、このモデルは5代目。
その間に何度も改良を重ねていると思われる。

耐久性や使いやすさなどを考えていろいろと工夫がされている。
アッパーのステッチ切れを防止するためにステッチ部分に溝を入れて表面に出っ張らないようにしており、痛みやすい部分は何重ものステッチで縫ってある。
フェルトソールも減りやすいつま先と踵にはピンが打ってある。
また、つま先とかかと部分にはプラスティックで形成されたカップが入っており、衝撃からのガードと足の安定につながっているようだ。

アッパーのデザインも足の出し入れをし易くするために、靴紐の締め付け部分を独特のカットにしているのも特徴だ。確かに脱いだり履いたりするときに楽にできる。
靴紐の金具も上部はフック式になっているので、締め上げも楽にできる。
とまあ、いろいろと細かいところまで配慮がなされているなと感心させられる。
アッパーのナイロン部分も太い糸を使って織ってありとても丈夫だ。
使い始めはソールはダブルにせずそのまま使用してみたが、このシューズをメインシューズとして使ったので1シーズンで張り替えが必要になった。
フェルトの交換はメーカーに依頼した。もともとは黒いフェルトだったのだが、白いフェルトになって仕上がってきた。メーカーに出すと交換費用は掛かるが、さすがに綺麗な仕上がりだ。フェルトのつま先と踵にはもちろんピンが打たれていたが、新品の上からもう一枚フェルトを張ってダブルフェルトにした。
いつもならG17ボンドを使って接着するのだが、その時は水回りの目止めに使うシリコン系の充填材を試してみた。これは失敗だった。
何度も履かないうちに剥がれてきたのだ。接着が上手くいった場所は問題なさそうに思ったが、それでも10回位使用しているうちに剥がれてきた。
剥ぐのは勿体ないので同じ充填材を使って補修しているが、やはり何度も保たない。
元フェルトまで減ってきたがこのまま使うつもりだ。

総合的に見て、このシューズは良く出来ていると思う。
ボクはこのシューズは#7を履いているのだが、サイズは良いがフェルト部分の幅がちょっと広すぎるような気がする。履いていて特に問題はないのだが、個人的にもう少し狭い方が好きだ。
普段はビジネスシューズを履く場合24cmでちょうど良い。メーカーによってはそれ以下になる場合もある。
運動靴の場合はつま先に若干の余裕があった方が良いので、それよりも0.5~1cm大きめを選ぶ。
「ストリームウォーカーⅤ」は日本人用のラストを使って、ウエーダーを履いた状態にあわせているとのことだったので#6(24cm)で良いだろうと思った。
ウエーディングシューズを渓流で履く場合にはつま先に余裕がありすぎると嫌なので#6(24cm)を選んだのだが、ウエーダーを履いてシューズを履いてみたらあまりにもきつくてまったく履くことが出来なかった。
ウエーダーのソックス部分も4mm位の普通のウエーダーである。
仕方なくお店の人にお願いして#7(25cm)に交換してもらった。
アルティメイトの#6も同じく24cmまでとなっているが、ぴったりフィットしてはいるが問題なく履くことができる。
アメリカ製のアルティメイトが、横幅が狭くて#6が入らないというのなら判るが、日本人の足に合わせているはずのシューズが狭いとは思いもよらなかった。
交換してもらった#7はちょうど良かったので、運動靴を履く感覚で選べば良かったのでしょうね。
身につけるものは人それぞれの感覚が違うのでサイズ選びは難しいです。
靴は実際に履いて購入するのが良いみたいですね。
ボクは2004年の春に買ったのだが、この年は他にもリバレイPMDの新品シューズと3シーズン目のアルティメイトも同時に履いた。ほかにも中古で買ったラッセルも履いてみたり、ダナーもたまに履いたりと、それぞれの特徴を比べることが出来た。
FoxFireのストリームウォーカーシリーズは歴史が長いようで、このモデルは5代目。
その間に何度も改良を重ねていると思われる。

耐久性や使いやすさなどを考えていろいろと工夫がされている。
アッパーのステッチ切れを防止するためにステッチ部分に溝を入れて表面に出っ張らないようにしており、痛みやすい部分は何重ものステッチで縫ってある。
フェルトソールも減りやすいつま先と踵にはピンが打ってある。
また、つま先とかかと部分にはプラスティックで形成されたカップが入っており、衝撃からのガードと足の安定につながっているようだ。

アッパーのデザインも足の出し入れをし易くするために、靴紐の締め付け部分を独特のカットにしているのも特徴だ。確かに脱いだり履いたりするときに楽にできる。
靴紐の金具も上部はフック式になっているので、締め上げも楽にできる。
とまあ、いろいろと細かいところまで配慮がなされているなと感心させられる。
アッパーのナイロン部分も太い糸を使って織ってありとても丈夫だ。
使い始めはソールはダブルにせずそのまま使用してみたが、このシューズをメインシューズとして使ったので1シーズンで張り替えが必要になった。
フェルトの交換はメーカーに依頼した。もともとは黒いフェルトだったのだが、白いフェルトになって仕上がってきた。メーカーに出すと交換費用は掛かるが、さすがに綺麗な仕上がりだ。フェルトのつま先と踵にはもちろんピンが打たれていたが、新品の上からもう一枚フェルトを張ってダブルフェルトにした。
いつもならG17ボンドを使って接着するのだが、その時は水回りの目止めに使うシリコン系の充填材を試してみた。これは失敗だった。
何度も履かないうちに剥がれてきたのだ。接着が上手くいった場所は問題なさそうに思ったが、それでも10回位使用しているうちに剥がれてきた。
剥ぐのは勿体ないので同じ充填材を使って補修しているが、やはり何度も保たない。
元フェルトまで減ってきたがこのまま使うつもりだ。

総合的に見て、このシューズは良く出来ていると思う。
ボクはこのシューズは#7を履いているのだが、サイズは良いがフェルト部分の幅がちょっと広すぎるような気がする。履いていて特に問題はないのだが、個人的にもう少し狭い方が好きだ。
普段はビジネスシューズを履く場合24cmでちょうど良い。メーカーによってはそれ以下になる場合もある。
運動靴の場合はつま先に若干の余裕があった方が良いので、それよりも0.5~1cm大きめを選ぶ。
「ストリームウォーカーⅤ」は日本人用のラストを使って、ウエーダーを履いた状態にあわせているとのことだったので#6(24cm)で良いだろうと思った。
ウエーディングシューズを渓流で履く場合にはつま先に余裕がありすぎると嫌なので#6(24cm)を選んだのだが、ウエーダーを履いてシューズを履いてみたらあまりにもきつくてまったく履くことが出来なかった。
ウエーダーのソックス部分も4mm位の普通のウエーダーである。
仕方なくお店の人にお願いして#7(25cm)に交換してもらった。
アルティメイトの#6も同じく24cmまでとなっているが、ぴったりフィットしてはいるが問題なく履くことができる。
アメリカ製のアルティメイトが、横幅が狭くて#6が入らないというのなら判るが、日本人の足に合わせているはずのシューズが狭いとは思いもよらなかった。
交換してもらった#7はちょうど良かったので、運動靴を履く感覚で選べば良かったのでしょうね。
身につけるものは人それぞれの感覚が違うのでサイズ選びは難しいです。
靴は実際に履いて購入するのが良いみたいですね。
ラッセル
20年くらい前のアウトドアグッズ紹介の本にも掲載されていたので昔からその名前は知っていた。
ラッセルといえば手作りのモカシン靴が有名とその本には書いてあったような気がする。老舗の靴屋さんが売り出した超高級ウエーディングシューズだから悪いはずはないだろうが高嶺の花だ。
非常に高価でボクには縁がないものと思っていたところ、ヤフオクでたまたま使用頻度の少ないシューズを超格安で落札できた。

足のサイズが小さいと、結構良い買い物ができるのでありがたい。
見た目はこれぞ高級ウエーディングシューズっていう存在感を感じる。
格安とはいえ、勿体なくてあまり履いていない。
平坦な渓流で何度か使ってみたが、感動を覚える程ではなかった。
ソールは薄いが固めでアッパーはしなやかなので、今まで履いてきたウエーディングシューズにはない履き心地だ。
アッパーもコットンダックという帆布のような生地を使用している。帆布は濡れると繊維が締まり強度が増すという性質があるようで、きっと丈夫なのだろうが履き込んでいないのでどの程度の強度があるのか不明だ。
アッパーの皮革部分は厚手で、つま先とかかと部分は特にしっかりとしている。
さすが一流のハンドメイドメーカーだけあって、作りは非常に良くできている。素材も厳選してあるようだ。
ボクは「渓流は滑るもの」と認識しているので、いかなるフェルトソールといえども滑ることを想定して歩いている。
このシューズの売りは、確かピアノの内部に使用している硬く圧縮したウールフェルトをソールに使用していたはずだ。
実はこの謳い文句でラッセルのウエーディングシューズに憧れを抱いていた。
実際に使用してみたが、想像を上回るグリップ力の違いを感じなかった。やはり渓流は滑りやすいということですね。

ソールはつま先部分が強く反っている。
舶来の高級靴でこういった反っているソールの靴もあるようだが、貧乏人のボクには高級なのは合わないようだ。
でも慣れれば歩きやすいのだろう。
このシューズは山岳渓流のようなところではなく、水の綺麗な開けた本流や里川のような川で使うと良いのではないだろうか。
北海道で履けば、雰囲気といい性能といいマッチしそうだなー。
ラッセルといえば手作りのモカシン靴が有名とその本には書いてあったような気がする。老舗の靴屋さんが売り出した超高級ウエーディングシューズだから悪いはずはないだろうが高嶺の花だ。
非常に高価でボクには縁がないものと思っていたところ、ヤフオクでたまたま使用頻度の少ないシューズを超格安で落札できた。

足のサイズが小さいと、結構良い買い物ができるのでありがたい。
見た目はこれぞ高級ウエーディングシューズっていう存在感を感じる。
格安とはいえ、勿体なくてあまり履いていない。
平坦な渓流で何度か使ってみたが、感動を覚える程ではなかった。
ソールは薄いが固めでアッパーはしなやかなので、今まで履いてきたウエーディングシューズにはない履き心地だ。
アッパーもコットンダックという帆布のような生地を使用している。帆布は濡れると繊維が締まり強度が増すという性質があるようで、きっと丈夫なのだろうが履き込んでいないのでどの程度の強度があるのか不明だ。
アッパーの皮革部分は厚手で、つま先とかかと部分は特にしっかりとしている。
さすが一流のハンドメイドメーカーだけあって、作りは非常に良くできている。素材も厳選してあるようだ。
ボクは「渓流は滑るもの」と認識しているので、いかなるフェルトソールといえども滑ることを想定して歩いている。
このシューズの売りは、確かピアノの内部に使用している硬く圧縮したウールフェルトをソールに使用していたはずだ。
実はこの謳い文句でラッセルのウエーディングシューズに憧れを抱いていた。
実際に使用してみたが、想像を上回るグリップ力の違いを感じなかった。やはり渓流は滑りやすいということですね。

ソールはつま先部分が強く反っている。
舶来の高級靴でこういった反っているソールの靴もあるようだが、貧乏人のボクには高級なのは合わないようだ。
でも慣れれば歩きやすいのだろう。
このシューズは山岳渓流のようなところではなく、水の綺麗な開けた本流や里川のような川で使うと良いのではないだろうか。
北海道で履けば、雰囲気といい性能といいマッチしそうだなー。
アルティメイト
アルティメイトの魅力は頑丈な作りだろうか。
アッパーは合成皮革なので手入れもいらず、安全性と耐久性も兼ね備えている。
多少石にぶつけても痛くもなんともないのだから安心して渓を闊歩できる。
沢登りをやっているときに鮎足袋を履いていてもケガをせずに歩いてきたのは、ぶつけないように意識していたためだったと思われる。アルティメイトを履いてからというもの、その安心感からぶつけることに慣れてしまったようだ。数年前に久しぶりの鮎釣りで鮎足袋を履いたときには、つま先を何度もしこたまぶつけて悲鳴を上げたことを思い出した。

左が本流用#7で右が渓流用#6。二足とも靴紐が左右別々。あまり気にしない性格なんです(笑
アルティメイトは登山靴に近いのではないだろうか。
登山靴はがっしりとした作りでソールも硬く重量もある。
エッジの尖った石だらけのガレ場などを歩いた場合などは、柔らかいソールだと靴が捩れて歩きづらいが、このような場面では硬いソールは安心のように思う。
また、重量に関しては重い靴は振り子の原理が働き、歩く時に疲れないとも言う。
アルティメイトはまさにそんな感じの靴だ。さらに、本流で立ち込んでいるときなどはこのどっしりとした重みが安定感につながっている。
数年前にマイナーチェンジ?してから若干の改良がなされたようで、更に耐久性が増して使い良くなった。
まずアッパーの裁断が変わったおかげで縫い合わせ部分が少なくなった。
また、つま先部分が皮革でガードされているのでつま先も切れなくなった。

右側二つが渓流用で左が本流用。
他にも靴紐のホール取り付け部分のデザインが改良され可動しやすくなった。
これにより摩耗による靴紐の破損も減少したように思われる。
ボクは現在渓流用と本流用2足持っている。
渓流用はサイズ6インチで本流用は7インチ。
渓流用はつま先までぴったりしている。つま先に余裕がありすぎるとつま先のエッジを使って岩を登るときに登りにくい為だ。
本流用はぴったりしすぎると寒い時期などに川に立ち込んでいると、冷えでつま先がしびれてくるので適度に余裕があった方が望ましいし、歩いていても楽だ。
本当ならボクの足には中間サイズが欲しいところなのだがないものは仕方ない。
現在使っている渓流用は大分痛んできたため、履きつぶすことにしたため、フェルトはかなりすり減っている。
つま先部分は木型まで減り始めてきたが、平坦な渓流ではまだまだ出番がある。
本流用はスパイクソールを張っているが、現在は2回目の張り替えフェルトだ。

アングラーズハウスのスパイクソールを使用
スパイクソールは本流のヌメヌメした石に強く、これに慣れるとスパイク無しで本流を歩くのは辛くなる。
このシューズは3シーズン使っており、このままフェルトを張らずに履きつぶすかそれとももう一度張り替えるか微妙なところ。元フェルトまで減らす前に決断しないとなー。
アッパーは合成皮革なので手入れもいらず、安全性と耐久性も兼ね備えている。
多少石にぶつけても痛くもなんともないのだから安心して渓を闊歩できる。
沢登りをやっているときに鮎足袋を履いていてもケガをせずに歩いてきたのは、ぶつけないように意識していたためだったと思われる。アルティメイトを履いてからというもの、その安心感からぶつけることに慣れてしまったようだ。数年前に久しぶりの鮎釣りで鮎足袋を履いたときには、つま先を何度もしこたまぶつけて悲鳴を上げたことを思い出した。

左が本流用#7で右が渓流用#6。二足とも靴紐が左右別々。あまり気にしない性格なんです(笑
アルティメイトは登山靴に近いのではないだろうか。
登山靴はがっしりとした作りでソールも硬く重量もある。
エッジの尖った石だらけのガレ場などを歩いた場合などは、柔らかいソールだと靴が捩れて歩きづらいが、このような場面では硬いソールは安心のように思う。
また、重量に関しては重い靴は振り子の原理が働き、歩く時に疲れないとも言う。
アルティメイトはまさにそんな感じの靴だ。さらに、本流で立ち込んでいるときなどはこのどっしりとした重みが安定感につながっている。
数年前にマイナーチェンジ?してから若干の改良がなされたようで、更に耐久性が増して使い良くなった。
まずアッパーの裁断が変わったおかげで縫い合わせ部分が少なくなった。
また、つま先部分が皮革でガードされているのでつま先も切れなくなった。

右側二つが渓流用で左が本流用。
他にも靴紐のホール取り付け部分のデザインが改良され可動しやすくなった。
これにより摩耗による靴紐の破損も減少したように思われる。
ボクは現在渓流用と本流用2足持っている。
渓流用はサイズ6インチで本流用は7インチ。
渓流用はつま先までぴったりしている。つま先に余裕がありすぎるとつま先のエッジを使って岩を登るときに登りにくい為だ。
本流用はぴったりしすぎると寒い時期などに川に立ち込んでいると、冷えでつま先がしびれてくるので適度に余裕があった方が望ましいし、歩いていても楽だ。
本当ならボクの足には中間サイズが欲しいところなのだがないものは仕方ない。
現在使っている渓流用は大分痛んできたため、履きつぶすことにしたため、フェルトはかなりすり減っている。
つま先部分は木型まで減り始めてきたが、平坦な渓流ではまだまだ出番がある。
本流用はスパイクソールを張っているが、現在は2回目の張り替えフェルトだ。

アングラーズハウスのスパイクソールを使用
スパイクソールは本流のヌメヌメした石に強く、これに慣れるとスパイク無しで本流を歩くのは辛くなる。
このシューズは3シーズン使っており、このままフェルトを張らずに履きつぶすかそれとももう一度張り替えるか微妙なところ。元フェルトまで減らす前に決断しないとなー。
Danner「リバーグリッパー」
Dannerはアウトドアシューズで名前は知っていたが、ウエーディングシューズも販売しているとは思いもよらなかった。
先輩が履いているのを見てDannerにウエーディングシューズがあるのを知って驚いた。履き心地を聞いてみるとやはりとても履きやすいとのことだった。
アルティメイトの重さと堅さには慣れたのだが、石や岩の上を頻繁に上り下りする渓流に行くときは軽くて柔らかいソールの方が楽な気がしてきた。
いつかはDannerも履いてみたいと思っていたら、安く売っていたので購入した。

このシューズは源流用にしようと思い購入したため、フェルトはダブルにせずにそのまま使用した。
早速履いてみたが、鮎足袋並に軽いしソールもしなやかだった。靴に溜まった水抜けも良い。
フェルトソールのグリップも申し分ない。ソールにはウールとポリエステルの混紡フェルトを使用しているらしい。
履いてみてさすがはDannerと納得した。

アッパーはナイロンメッシュを使用しており、足首部分の動きもスムーズだった。
渓流を歩いていると、岩に擦れることも多く、時として半端なアッパー素材では大けがをしそうなくらい強く接触する。
ボクのダナーは1カ所にかなりのダメージがある。しかしケガもしていないし、何時そうなったかさえ判らない。3層構造?の表面のナイロンは完全に裂けているのだが、中と内側のナイロンまでは影響がない。このナイロンメッシュのアッパーは比較的薄手のものだが、かなり丈夫のようだ。

靴紐を通す部分は足首部分からフック型になっており、靴を脱いだり履いたりするのに便利だった。
この軽さとしなやかさによって、渓流を遡行するときは飛ぶように軽快に歩くことが出来た。
しかし、このシューズは縫い糸が細く、バックスキン部分の縫い糸がすぐに切れてしまう。
特に土踏まずあたりのたわむ箇所は痛みやすいようだ。

ダナーのシューズはアルティメイトとは対照的なシューズということになるが、それぞれに良さがあるためどちらも甲乙付けがたい。
痛んできたためメインシューズにはしていないが、年に数度ハードな源流釣行用にしている。
先輩が履いているのを見てDannerにウエーディングシューズがあるのを知って驚いた。履き心地を聞いてみるとやはりとても履きやすいとのことだった。
アルティメイトの重さと堅さには慣れたのだが、石や岩の上を頻繁に上り下りする渓流に行くときは軽くて柔らかいソールの方が楽な気がしてきた。
いつかはDannerも履いてみたいと思っていたら、安く売っていたので購入した。

このシューズは源流用にしようと思い購入したため、フェルトはダブルにせずにそのまま使用した。
早速履いてみたが、鮎足袋並に軽いしソールもしなやかだった。靴に溜まった水抜けも良い。
フェルトソールのグリップも申し分ない。ソールにはウールとポリエステルの混紡フェルトを使用しているらしい。
履いてみてさすがはDannerと納得した。

アッパーはナイロンメッシュを使用しており、足首部分の動きもスムーズだった。
渓流を歩いていると、岩に擦れることも多く、時として半端なアッパー素材では大けがをしそうなくらい強く接触する。
ボクのダナーは1カ所にかなりのダメージがある。しかしケガもしていないし、何時そうなったかさえ判らない。3層構造?の表面のナイロンは完全に裂けているのだが、中と内側のナイロンまでは影響がない。このナイロンメッシュのアッパーは比較的薄手のものだが、かなり丈夫のようだ。

靴紐を通す部分は足首部分からフック型になっており、靴を脱いだり履いたりするのに便利だった。
この軽さとしなやかさによって、渓流を遡行するときは飛ぶように軽快に歩くことが出来た。
しかし、このシューズは縫い糸が細く、バックスキン部分の縫い糸がすぐに切れてしまう。
特に土踏まずあたりのたわむ箇所は痛みやすいようだ。

ダナーのシューズはアルティメイトとは対照的なシューズということになるが、それぞれに良さがあるためどちらも甲乙付けがたい。
痛んできたためメインシューズにはしていないが、年に数度ハードな源流釣行用にしている。
ウエーディングシューズ序章
ボクは餌釣りから渓流釣りに入ったので、フライをやるまではウエーディングシューズなるものは履いたことがなかった。
ウエーダーも先割れが標準の時代なので、足袋型の方が慣れ親しんでいた。
ボクが沢登りをはじめた1985年頃、国産ではゴローと秀山荘がウエーディングシューズを売り出しており、ボクの知り合いでこれらを履いている人達も居た。
沢ではボクは鮎足袋を使っていた。ネオプレーン製のもので、安価で軽くて暖かくてソールはしなやかだったので丸い石に乗ってもフリクションが良かった。
全体に柔らかいし、つま先や踵にはガードのようなものは入っていなかったが、ケガをしたことなど全くなかったのは何故だろう?
がっしりとガードされたウエーディングシューズに慣れてしまった今では、鮎足袋は頼りなく思えてしまうのだが。
ウエーディングシューズを初めて履いたのはフライをやるようになってからだ。

1986年頃の写真。丹沢での沢トレ(沢登りの合同練習)と山形での源流遡行。
初めて買ったウエーディングシューズは「アルティメイト」。

捨てずに取っておいた初代アルティメイト
沢田賢一郎さんが履いていたのでこれにしようと思ったのだが、初めて履いたシューズは重く硬く感じられた。
フェルトソールをダブルにしたものだからますます重くなり、まるで鉄下駄のようだ。フリクションも悪いのだが、数回渓流で使ううちに慣れてしまった。
フェルトソールの一番減る部分はつま先で次が踵。春から秋まで釣行日数は50~60日位は履いていたと思う。当初は1足でシーズンをまかなっていたので、シーズン中に3~4回位張り替えたように思う。
フェルトソールは1枚目のつま先部分が元フェルトまで減ってきたら、古い方を剥いで新しいフェルトを元フェルトの上に張り替える。
新しいフェルトを張る前に土踏まず以外の前側と踵に減り止めのステンレスの小さい釘を内側から打っておく。
気休めかもしれないが、多少は減るのが遅くなるようだ。
フェルトの接着にはコニシボンドの「G17」という昔からある黄色いボンドを使っています。
接着方法を間違わなければ剥がれることはなくボクには一番使いやすい。
張り合わされたフェルト同士を元フェルトから剥ぐのは、ゴムの靴底から剥ぐよりも比較的容易なので張り替えは簡単だった。しかしもっと良い方法はないかと考え、減りやすいシューズのつま先側半分と土踏まずの部分を切り離して張ることを思いついた。そうすればつま先側だけ張り替えれば良いことになる。これは正解だった。
土踏まずとの境目は屈伸する部分なので途中から剥がれるような気がして心配もしたが、剥がれる前にフェルトが減ってしまうのでまったく問題なかった。
フェルトの減り以外にも靴紐の消耗が激しかった。
登山用の丈夫な物を使っても2ヶ月も経つと切れてしまった。
この頃のアルティメイトを履いている人は皆同じ悩みを抱えていた。
遡行中に岩に触れて傷つくことも多いとは思うが、紐を通す穴が錆びやすいのが原因のようだ。その後のつま先がガードされているモデルは切れにくくなったように思う。
ケチって安物の靴紐にすると数回で切れてしまうので、登山用品店で太い物を買うようにしたほうが倍以上は保ちが良い。
ボクのベストの中には2本くらい靴紐の予備が入っている。
今までに何度も予備に助けられた事がある。
1シーズン使うといくら丈夫なアルティメイトとはいえ、さすがにアッパー部分が痛んでくる。
ボクの場合は安全な場所では川を歩くときに足許はあまり見ないで歩くのだが、靴のつま先がアンテナとして活躍しているのか、頻繁にぶつけて歩くためつま先部分が削れてくる。
2シーズン使ったところで、初代アルティメイトは両足ともつま先の木型が削れ、アッパーのつま先部分も穴が開きそうな程すり切れた。

つま先部分と踵部分の木型にはアクアシールで糸切れを防止した。また、擦れたつま先には革で当てをしたがすぐに剥がれてしまうので、G17ボンドで厚塗りして対応した。
また、靴の内側部分の縫い合わせも切れてめくれてしまった。

痛みが出てくると渓流での使用が心配なため、3シーズン目は本流用に活躍してもらうこととし、減ったフェルトソールの上からスパイク付きフェルトソールを張って使った。
かなりいい加減に張っているのだが不思議と剥がれないものだね。
しかし泥のぬかるみにはまったときに、足を泥から抜こうとしたのが原因で右足シューズのアッパーと木型の縫い糸が切れて剥がれてしまい、4年間のおつとめを終えた。

この剥がれが無ければもう少し使えそうなんだけどなー。残念。
でもかなり長持ちしたと思う。
ここまで履くととても愛着があり、捨てるのもどうかと思い記念に飾ってある。
捨てずにとっておいたおかげで今回は写真が撮れた。こんなところでまた役に立つとは思いもよらなかったなー。
ウエーダーも先割れが標準の時代なので、足袋型の方が慣れ親しんでいた。
ボクが沢登りをはじめた1985年頃、国産ではゴローと秀山荘がウエーディングシューズを売り出しており、ボクの知り合いでこれらを履いている人達も居た。
沢ではボクは鮎足袋を使っていた。ネオプレーン製のもので、安価で軽くて暖かくてソールはしなやかだったので丸い石に乗ってもフリクションが良かった。
全体に柔らかいし、つま先や踵にはガードのようなものは入っていなかったが、ケガをしたことなど全くなかったのは何故だろう?
がっしりとガードされたウエーディングシューズに慣れてしまった今では、鮎足袋は頼りなく思えてしまうのだが。
ウエーディングシューズを初めて履いたのはフライをやるようになってからだ。

1986年頃の写真。丹沢での沢トレ(沢登りの合同練習)と山形での源流遡行。
初めて買ったウエーディングシューズは「アルティメイト」。

捨てずに取っておいた初代アルティメイト
沢田賢一郎さんが履いていたのでこれにしようと思ったのだが、初めて履いたシューズは重く硬く感じられた。
フェルトソールをダブルにしたものだからますます重くなり、まるで鉄下駄のようだ。フリクションも悪いのだが、数回渓流で使ううちに慣れてしまった。
フェルトソールの一番減る部分はつま先で次が踵。春から秋まで釣行日数は50~60日位は履いていたと思う。当初は1足でシーズンをまかなっていたので、シーズン中に3~4回位張り替えたように思う。
フェルトソールは1枚目のつま先部分が元フェルトまで減ってきたら、古い方を剥いで新しいフェルトを元フェルトの上に張り替える。
新しいフェルトを張る前に土踏まず以外の前側と踵に減り止めのステンレスの小さい釘を内側から打っておく。
気休めかもしれないが、多少は減るのが遅くなるようだ。
フェルトの接着にはコニシボンドの「G17」という昔からある黄色いボンドを使っています。
接着方法を間違わなければ剥がれることはなくボクには一番使いやすい。
張り合わされたフェルト同士を元フェルトから剥ぐのは、ゴムの靴底から剥ぐよりも比較的容易なので張り替えは簡単だった。しかしもっと良い方法はないかと考え、減りやすいシューズのつま先側半分と土踏まずの部分を切り離して張ることを思いついた。そうすればつま先側だけ張り替えれば良いことになる。これは正解だった。
土踏まずとの境目は屈伸する部分なので途中から剥がれるような気がして心配もしたが、剥がれる前にフェルトが減ってしまうのでまったく問題なかった。
フェルトの減り以外にも靴紐の消耗が激しかった。
登山用の丈夫な物を使っても2ヶ月も経つと切れてしまった。
この頃のアルティメイトを履いている人は皆同じ悩みを抱えていた。
遡行中に岩に触れて傷つくことも多いとは思うが、紐を通す穴が錆びやすいのが原因のようだ。その後のつま先がガードされているモデルは切れにくくなったように思う。
ケチって安物の靴紐にすると数回で切れてしまうので、登山用品店で太い物を買うようにしたほうが倍以上は保ちが良い。
ボクのベストの中には2本くらい靴紐の予備が入っている。
今までに何度も予備に助けられた事がある。
1シーズン使うといくら丈夫なアルティメイトとはいえ、さすがにアッパー部分が痛んでくる。
ボクの場合は安全な場所では川を歩くときに足許はあまり見ないで歩くのだが、靴のつま先がアンテナとして活躍しているのか、頻繁にぶつけて歩くためつま先部分が削れてくる。
2シーズン使ったところで、初代アルティメイトは両足ともつま先の木型が削れ、アッパーのつま先部分も穴が開きそうな程すり切れた。

つま先部分と踵部分の木型にはアクアシールで糸切れを防止した。また、擦れたつま先には革で当てをしたがすぐに剥がれてしまうので、G17ボンドで厚塗りして対応した。
また、靴の内側部分の縫い合わせも切れてめくれてしまった。

痛みが出てくると渓流での使用が心配なため、3シーズン目は本流用に活躍してもらうこととし、減ったフェルトソールの上からスパイク付きフェルトソールを張って使った。
かなりいい加減に張っているのだが不思議と剥がれないものだね。
しかし泥のぬかるみにはまったときに、足を泥から抜こうとしたのが原因で右足シューズのアッパーと木型の縫い糸が切れて剥がれてしまい、4年間のおつとめを終えた。

この剥がれが無ければもう少し使えそうなんだけどなー。残念。
でもかなり長持ちしたと思う。
ここまで履くととても愛着があり、捨てるのもどうかと思い記念に飾ってある。
捨てずにとっておいたおかげで今回は写真が撮れた。こんなところでまた役に立つとは思いもよらなかったなー。